免疫力の強化に役立つ睡眠の取り方(2017.11.26)
◎癌細胞を狙い撃ちする特殊部隊を育成せよ
実は健康な人でも1日に約5000個の癌細胞ができている、といわれています。
その癌細胞を、毎日5000勝0敗の確率でやっつけてくれているのが、日々体内で作られる免疫細胞です。
中でも重要な免疫細胞が「Tリンパ球」になります。
このTリンパ球には、癌細胞だけを狙い撃ちする「特異免疫細胞」と、風邪やインフルエンザなど様々な病原体から体を守る「非特異免疫細胞」の2種類があります。
いわば癌というテロ組織専門の特殊部隊と、その他幅広い業務を受け持つ町のおまわりさんのような関係で、両者は協力しながら外敵を防ぎます。
これらの免疫細胞が、病気や癌に罹りにくい体質づくりをするうえで重要な役割を担っているのです。
では、このTリンパ球を強化するにはどうすればよいのでしょうか。
そもそもTリンパ球は「メラトニン」というホルモンが、胸骨の後ろ・心臓の前にある胸腺を刺激することで生成されます。
つまり『メラトニン→胸腺→Tリンパ球』という生産ラインを強化することで、免疫力を高めることができるのです。
◎7時に起きて12時に寝る。この生活で免疫力を強化
強化に必要な第一歩は、メラトニンを分泌させることです。
これは、体内時計によって睡眠中に脳から分泌されるので、睡眠の取り方が重要になります。
ポイントは次の3点。
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