バツイチならぬ「没イチ」って知ってる?(2017.12.02)
「不動産相続の相談窓口」を全国で展開しているハイアス・アンド・カンパニーでは、「“没イチ”と相続に関する意識調査2017」を男女1210名に実施したので結果を紹介しよう。
*“没(ボツ)イチ”とは配偶者と死別した人のことを示す言葉で、平均寿命が延びる中で、“没イチ”を長く生きる時代の到来と共に着目されている。
【調査概要】
1) 調査名 :”没イチ”と相続に関する意識調査2017
2) 調査方法 :ハイアス運営サイト「ハッピーリッチ・アカデミー」上でのアンケートにて選択式にて回答を得た。
3) 調査対象 :20 歳以上のインターネットユーザー
4) 調査期間 :2017年10月10日~10月19日
5) 有効回答数:1,210 名(被相続人n=246、相続人n=964)
注:パーセンテージの計算は少数第2位を四捨五入し、少数第1位まで記載しているため、合計が100%にならない場合がある
1)年々増加する「没イチ」、“没イチ”という言葉を知っているのはたったの5%
「“没イチ”という言葉を知っていますか?」という質問に対して、「知っている」との回答はたったの5%。
この“没イチ”という言葉は、離婚した人を「バツイチ」と呼ぶのに対し、配偶者と死別した人のことを示す言葉だ。
今年、団塊世代が70代に突入し、本格的な超高齢化社会を迎える中、配偶者と死別する人は年々増加し、2015年には864万人(65歳以上)に達した。
核家族化が進んだ現代において、配偶者との死別後には1人暮らしになるケースが多く、孤独感や喪失感に苦しむ人や、一方で前向きに新しいことに挑戦する人等、様々な生き様に注目が集まっていく中で、生まれた言葉とされている。
言葉の認知自体はまだまだ少ないが、実際に“没イチ”になる人の増加と共に、広まっていくのではと言われているのだ。
■結果:「没イチ」という言葉を知っていますか?」の回答(単一回答)
2)「没イチの再婚」、自分が“没イチ”になったとき「再婚したい」は2割以下、3人に1人以上が、自分が亡くなった後の配偶者の再婚には「賛成」
“没イチ”に関して、よく話題に上げられているのが“没イチ”の「再婚」だ。
「配偶者が亡くなった後、自分は再婚したいと思いますか?」の質問に対し、「再婚したいと思う」(「思う」・「どちらかといえば思う」計)との回答は全体の2割以下と、自身が“没イチ”になった場合の再婚には消極的な結果が出た。
一方で、「自分が亡くなった後、配偶者が再婚することについて、どう思いますか?」の問に対しては、4割強が「賛成」(「賛成」・「どちらかというと賛成」計)と回答。
理由として、自身が亡くなった後も自分のパートナーに対して「幸せになってほしい」という回答が挙がっており、その選択肢として「再婚」を考えているようだ。
■結果:「配偶者が亡くなった後、自分は再婚したいと思いますか?」の回答【対象:配偶者がいる方】 (単一回答) n=621
■結果:「自分が亡くなった後、配偶者が再婚することについて、どう思いますか?」の回答【対象:配偶者がいる方】(単一回答)n=621
