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世界9か国調査!ビジネスシーンでの「肌マネジメント」実施率1位は中国、日本は最下位…(2018.05.25)

ビジネスシーンにおける“美ジネスマン”の台頭

■肌マネジメント」やスキンケアに積極的な“美ジネスマン”が、国際社会のスタンダードに。“美ジネスマン”大国「中国」、大きく遅れる「日本」

全員にスキンケアに対する考え方を聞くと、「男性がスキンケアをすることは、女性からの印象がよい」 (85.3%) 、「男性がスキンケアをすることは、目上の人からの印象がよい」 (75.4%) 、「男性がスキンケアをすることは、同性からの印象がよい」(72.8%)など、 男性のスキンケアに肯定的な意見が7割を超えている[図10]。

ここまで見てきた結果から、積極的にスキンケアや「肌マネジメント」に取り組む“美ジネスマン”が、世界では常識になりつつあると考えられる。なお、国別では「日本」はこれらの意識が軒並み低く、8割が「スキンケアに手間・時間をかけたくない」(79.7%)と答え、消極的。

対して「中国」は、スキンケアに対して非常に積極的で、「スキンケアに手間・時間をかけたくない」以外の項目がすべて9割を超えている。

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■増加する“美ジネスマン”、今後も「増える」と9割が回答。写真投稿型SNSの流行など。ビジュアルコミュニケーション時代の到来が“美ジネスマン”化を後押しか?「タイ」「インドネシア」で特に強く実感されている

今後、スキンケアをする男性が増えると思うかと聞くと、全体の90.2%が「増えると思う」と答えている。「中国」や「タイ」ではほぼ全員が増えると答えており[図11-1]、これからの時代、「肌マネジメント」やスキンケアに積極的な“美ジネスマン”はますます増える傾向にありそうだ。

スキンケアをする男性が増えると思うと答えた2,513人にその理由を聞くと、「当たり前の身だしなみ、習慣・礼儀になってきているから」 (64.7%)が1位で、以下「男性の美意識が高まっていると思うから」(38.0%)、「写真投稿型のSNSの流行などで、男性もますます見た目が重要に」(37.3%)が挙げられ、コミュニケーションにおいて見た目が重要な、ビジュアルコミュニケーション時代へと移行していることが分かる。

ビジュアルコミュニケーションについては、「インドネシア」や「タイ」で移行を実感する人が多くなっていた[図11-2]。

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ビジュアルコミュニケーション社会では“美ジネスマン”が世界平均に

■ビジュアルコミュニケーションの時代、各国ビジネスマンは男性の肌を厳しくチェック。ビジネスシーンにおけるスキンケアの重要性がさらに高くなりそう

最後に、ビジネスシーンで出会った男性の肌をチェックするかと聞くと、「日本」のビジネスマンは44.8%と半数以下だが、「中国」 (84.8%)や「シンガポール」(72.3%)など各国ではチェックするのが常識となっている[図12]。

ビジネスにおいても「見た目」が重視される時代。ビジュアル コミュニケーションがさらに加速していく中、ビジネスシーンにおいても、スキンケアの重要性がより大きくなっていることを、日本人ビジネスマンは認識する必要がありそうだ。

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国際イメージコンサルタント日野先生に聞く、日本人ビジネスパーソンへのイメージマネジメント・アドバイス

ニューヨークと東京を拠点に、国際的に活躍するトップエグゼクティブやビジネスプロフェッショナルを対象としたプレゼンス&アピアランスのコンサルタントとして25年にわたり活躍されている、国際イメージコンサルタント日野江都子先生に、今回の調査結果への見解と、日本人ビジネスパーソンへのアドバイスをもらった。

■エグゼクティブの見た目の共通点は肌ツヤ・血色の良さ。肌の手入れをすることは、自らのビジネススキルに磨きをかけること

国際社会で相手を判断する1番の決め手は視覚情報、つまり見た目。初対面の0.1秒で印象を判断され、30秒で値踏みをされる、これが世界のスピードです。

今回の調査では、経営者・役員層がスキンケアを重視する傾向が出ていますが、これは自分の立場の重要性を十分理解している証拠でしょう。キーパーソンを評して「あの人が顔を出せば話が通る」と言いますが、これはその人の顔つきで多くを語らずとも相手を納得させることができるという意味。

自分の顔にそれだけの役割があるのであれば、その重要なツールはいつでも活かせるようにメンテナンスをする。それがビジネスパーソンとしての責任であり、役目なのです。私が今まで会ってきたエグゼクティブ達の共通項は、国籍や肌の色・年齢を問わず、肌ツヤ・血色が良いこと。シワやシミがあっても内からエネルギーが溢れるかのごとく、艶やかな明るい顔には自信がみなぎり、鮮やかな存在感があります。

■ビジネスパーソンにとってのスキンケア効果 仕事で選ばれる、脳を活性化する、自分のコンディションを知る、オンオフを切り替える

爽快な顔をした人と不調そうな顔の人、仕事を一緒にするのであれば、前者を選ぶのが人の心理でしょう。爽快な顔に不可欠な良い状態の肌を作り保つためには、毎日朝晩一瞬でも鏡の前で自分と向き合い、自分の肌に触れる行為が非常に有効です。

肌と脳は繋がっているという「皮脳同根」論では、ストレスが肌に現れるのと同様、皮膚を通じて脳を活性化することも可能と考えられています。毎朝・毎晩のルーティンとしてスキンケアを行うことで、脳の活性化促進、その日の自分のコンディション把握、そして、良い状態の肌を手に入れることができます。

朝は仕事に向かうためのパワーをオン、帰宅後はオフにするという脳を切り替えるスイッチにもなります。ビジネスパーソンにとってスキンケアは、外見におけるセルフマネジメントであるだけでなく、タイムマネジメントでもあります。

■日本人ビジネスパーソンのスキンケアへの意識が世界標準になれば、日本から世界に向けたビジネスが大きく成長する一歩となるかも

自分の肌を管理することは、日本のビジネスパーソンが、世界に伍していく第1歩です。世界のビジネスパーソンのスキンケア意識と習慣レベルがこれほど高くなっているということは、同じ舞台に上がった時、そのレベルを基準に評価されてしまうのは当然のこと。

日本のビジネスパーソンの肌に対する意識がほんの少し変化し、そのグルーミングが義務ではなく、「快」を得られる自主的な日常習慣となり、さらには仕事の文脈での戦略的かつ意欲的な行動になれば、近い将来日本のビジネスパーソンは、今よりさらにグローバル社会で認められ活躍できる可能性が増すことでしょう 。

日野江都子 (ひの・えつこ)先生 

Real Cosmopolitan Inc. (株式会社リアル コスモポリタン) CEO, 国際イメージコンサルタント

東京生まれ、ニューヨーク在住。武蔵野美術大学卒業後、パーソンズ美術大学(米国・NY)に留学、「ファッション&イメージコンサルティング」コース修了、ディプロマを取得。フリーランスを経て2004年、ニューヨークで株式会社リアル コスモポリタンを設立、CEOに就任。ニューヨークと東京を拠点とし、国際的に活躍するトップエグゼクティブ・ビジネスプロフェッショナルを対象に、国際イメージコンサルタントの第一人者として25年にわたり活躍。

NY在住の最新かつ生のグローバル感覚と俯瞰的なビジネス知識を持ち、日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)を対象に、企業ブランドとトップのパーソナルイメージを含めた、包括的なブランディングと施策提案など総合的なコンサルティングを手がけている。

AICI(国際イメージコンサルタント協会)ニューヨーク支部元ボードメンバー。スティービーアワード審査員。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) 等  公式サイト:Real Cosmopolitan Inc. (http://thelookbest.com)

【関連情報】
https://www.rich.co.jp/

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