「歯並びが良い人と悪い人」の磨き残しを比較検証(2018.06.12)
アライン・テクノロジー・ジャパンは、歯並びが良い人と悪い人の歯磨きの磨き残しに関する実験を実施した。
歯並びの良い人と悪い人の60秒歯磨きをした後の磨き残しを口腔内スキャナーで比較したところ、歯並びの悪い人のほうが顕著に磨き残しがあることが浮き彫りに。また、きれいに磨けるまでの時間も比較した。
<実験1>60秒後の磨き残しを比較
■実験対象:2名(歯並びの良いAさん、歯並びの悪いBさん)
■実験方法:歯垢染色剤をつけて、60秒後に磨き残しを口腔内スキャナーで比較検証。
■実験結果:歯並びの良い人が60秒間のブラッシングで全体的に汚れが落とせている一方で、歯並びの悪い人は歯が重なる部分を中心に磨き残しが目立つという結果に。
【染色直後】ブラッシング前の状態で、歯並びの悪い人は歯間や奥歯のくぼみに歯垢が目立つ
▲歯並びの良いAさん(染色直後)
▲歯並びの悪いBさん(染色直後)
被験者には、前日の夜から歯を磨かない状態で歯垢染色剤を口に含んでもらった。ブラッシング前の状態で、歯並びの悪いBさんのほうが、歯間や奥歯のくぼみを中心に歯垢が歯に残っているという結果に。
また、歯並びの良いAさんの場合、汚れは歯全体に満遍なくついており、汚れのつき具合にはあまり差がないことが分かる。
歯並びが悪いBさんは、B-B1、B-B2の画像からも分かるように、歯の裏側は濃いピンク色をしている。歯を抜いたあとの大きな隙間の周辺や歯間、奥歯のくぼみの部分などを中心に汚れが多く確認できた。
【60秒後】歯並びの悪い人は、歯が重なる部分の汚れが歯磨きをしても落とし切れない
▲歯並びの良いAさん(60秒後)
▲歯並びの悪いBさん(60秒後)
歯並びの良いAさんは、A-A2の画像の上顎の歯の裏側に汚れが少し残っているものの、全体的にはピンクの色づきが落ちて白くなっていることが分かる。歯並びが良いと、60秒間のブラッシングでも全体的に汚れが落とせていることが確認できた。
それに対し、歯並びの悪いBさんは、表面的にはきれいに磨けていたように思えたが、B-A2の画像を見ると上顎の裏側にかなりの磨き残しが確認できる。口を閉じた際に歯が重なる部分の磨き残しが目につく。
