ひと晩で痛手を癒すという秘伝「忍者マッサージ」を今に伝える人(2018.06.22)
吉田沙保里も絶賛! 甲賀流忍者から今に伝わる『忍者マッサージ』とは?
甲賀流忍者の間で連綿と受け継がれてきた、一晩で痛手を癒すという秘伝『忍者マッサージ』を今に伝える人がいる。
その人の名は、芳原指圧治療院(東京都)の芳原雅司院長。
指圧師・マッサージ師として治療院に訪れる人々の施療にあたるかたわら、中京女子大レスリング部のトレーナーとして、日本代表の吉田沙保里らのメンテナンスを担当するなど、アスレティックトレーナーとしての顔も持つ人物だ。
芳原院長は、甲賀流忍術の唯一ともいえる伝承者のもとで7年間の修行をした折に、『酒マッサージ』を習得。
後にこれを『忍者マッサージ』と名付けた。
『忍者マッサージ』の基本は、日本酒を痛みを感じる箇所につけ、さするようにマッサージするというもの。
さすって数秒で、患部に「コリコリした触感の小さな塊が浮き上がってきて、さらにさするとその塊がスーッと消えていく」という。
そして、痛みがウソのようにひいてゆくというから驚く。
芳原院長によれば、効く理由はマッサージと日本酒の持つ効能の相互作用によるものだとか。
日本酒には、筋肉痛や炎症をやわらげる効果があり、約100種類もの栄養素が含まれ、毛穴を開いて老廃物を排出する力を持っていることも関係しているとする。
『忍者マッサージ』は、身体各所の痛みを改善するだけでなく、痩身や美容にも役立つという。
そのほとんどは、特定の箇所に指をあて15秒間さするようにマッサージするという簡単なもの。
詳細は、芳原院長の監修によるDVD付きムック『15秒おさえるだけで超・疲労回復! 忍者マッサージ』(扶桑社)に記されているが、その中から「頭痛/偏頭痛」、「首こり/ストレートネック」、「ほうれい線」に効くマッサージを紹介したい。
