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ジャーナリストが暴露!世間に出回る「歯周病」情報は間違いだらけ!?(2018.06.29)

ジャーナリストが暴露 世間に出回る歯周病にまつわる情報は間違いだらけだった!?

やってはいけない歯科治療

医療界の内幕を暴露する内容の書籍は、提起された問題を理解するのには役立っても、自身の健康に直接結びつく情報までは得られないものが多い。

やってはいけない歯科治療

その例外的な著作の1冊が、今回取り上げる『やってはいけない歯科治療』(小学館)だ。

著者の岩澤倫彦さんは、血液製剤のC型肝炎ウィルス混入をスクープしたことで知られるジャーナリスト。

2018年6月に上梓されたばかりの本書は、『週刊ポスト』の連載「やってはいけない歯科治療」の延長線上にあり、取材を重ね書き下ろしたもの。

本書では、虫歯治療やインプラントなどにかかわる誤った医療が、いかに患者の歯の健康を損なっているかが、ヴィヴィッドな筆致で書かれており、特に歯のトラブルを抱えている方には必読の書。

さらには、歯の健康のため役立つ情報が散りばめられている点にも好感がもてる。

例えば、1章を割いてレポートされている「歯周病治療 7つの罠」は、知らなかったではすまない、けど、多くの人が知らない知識がてんこ盛り。

幾つかをピックアップして紹介しよう。

■プラークは歯垢でも、食べかすが変化したものでもない

本書には、口腔細菌学の第一人者、東京歯科大学の奥田克爾名誉教授が登場する。

奥田名誉教授がまず指摘するのが、日本で歯周病患者が非常に多いのは、「正しい情報を歯医者が伝えていないから」。

そもそも「歯垢」という言葉自体がよくないという。

「歯周病はデンタルプラークによる感染症です。

このプラークのことを日本語に訳して“歯垢”と呼ぶ歯医者がいる。まずこれが大間違いです!

歯から垢は出ません。食べカスがプラークに変化するわけでもない。

プラークは100%細菌の塊で、1ミリグラム中に10億個の細菌が集まっています」(本書100pより引用)

歯周病の原因菌は、口腔内にあまり見られないレアな菌でなく、ジンジバリス菌などのありふれた常在菌だという。

こうした細菌からなるプラークは、粘着性のあるバイオフィルムとして、免疫物質に抵抗して生き延びようとする。

奥田名誉教授は、歯周病の予防・治療には「バイオフィルムを意識したブラッシングと、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが重要」だと語っている。

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