スタンフォード大教授が教える職場の「アホ」への対処法(2018.07.30)

スタンフォード大教授が教える職場の「アホ」への対処法

スタンフォードアホ対策パワハラ

「他人をゴミ扱いする人間は成功しやすい」という学説がある。

また、「スティーブ・ジョブズのような暴君になれないと、会社は発展しないのではないか」というふうに考えるCEOは少なくない。

もしかすると、こういった性質の人間になった方が、ビジネスパーソンとして出世できるのではないだろうか?

そうした疑問を一蹴するのは、スタンフォード大学で組織行動論や組織管理論を専門とするロバート・I・サットン教授だ。

教授は、こうした人たちをまとめて「アホ」と呼んでおり、「アホ」の研究を行い、「アホ先生」と呼ばれる「アホ」学の権威である。

スタンフォードアホ対策パワハラ

米国でベストセラーとなった教授の著書『スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術』によれば、「アホが組織にもたらすダメージは大きい」とし、当人がアホになることはもちろん、アホとかかわることの大きなデメリットを説く。

いわく、アホは「他人のパフォーマンスを下げ」、「人を不安やうつに陥れる」などロクな影響をもたらさない、と。

では、もしも「アホ」が自分と同じ部署にいたとしたら、どう対処すればよいのだろうか?

それについて教授は、本書で多くのページを割いて処方箋を記しているが、その幾つかをざっと要約して、紹介しよう。

●「賢い人は逃げる」

自分がいくら正しいからといって、職場のアホとは戦ってはならない、というのが第一原則だそうで、教授は「アホを前にしたとき、人はまず断固避けるべきだ」と力説する。

ただし、一時的に溜飲を下げられても、あとで自分が窮地に陥るような「カミカゼ・メソッド」と呼ぶ過激な逃げ方はいただけないとも。

つまり、周囲に迷惑をかけたり、辞表を叩きつけるような方法ではなく、もっと穏当な「異動」の道を探り、異動後も会議などで顔を合わせた時は、「ちょい逃げ緊急避難経路」をもうけてその場から離れる。

異動は難しく、どうしてもアホと関わらざるを得ない場合でも、できるだけ物理的な距離を取るのは有効。

教授は、ジョブズの時代に勤務していたエンジニアの話を挙げる。

「そのエンジニアは、質問攻めにあったり、数週間または数ヵ月間、夜遅くまで働くはめにならないように、ジョブズと同じエレベーターに乗るのを避けた。

チームでジョブズに会うときも近くに座らないようにしていた。

ジョブズのそばにいればいるほど、何か悪いことが降りかかってくるからだ」

また、アホのせいでいやな目にあった時のために、気持ちを立て直せる場所、例えば給湯室やトイレの個室などを決めておくのも良いという。

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