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米国で注目 グルテンフリーでレジスタントスターチを豊富に含む「グリーンバナナの粉」(2018.09.16)

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グルテンフリー食が流行したおかげで、米国でにわかに注目されている食材に「グリーンバナナの粉」がある。

グリーンバナナとは品種名ではなく、黄色くなる前の未熟なバナナを指す。この段階では緑色であることから、こう呼ばれている。生のまま食べてもおいしくないが、これを乾燥し、挽いて粉にして食べられるようにしたのが、グリーンバナナの粉である。

アフリカやジャマイカでは、小麦粉よりも安価ということで以前からグリーンバナナの粉を小麦粉の代替品として使ってきた。それが米国でもてはやされるようになったのは、ひとえにその健康効果にほかならない。

メリット1:グルテンフリー

昨今さかんにグルテンの害について論議されていて、「グルテンフリー」は世界的にブームの様相を呈している。

日本でその端緒となったのは、2015年に翻訳刊行された『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(三五館)。著者のノバク・ジョコビッチは、言わずと知れたテニス界のトッププレイヤー。しかし、自身がグルテン不耐症であることを知らず、不調続きで「第二集団でもがくだけの存在だった」という。医師の勧めにしたがい、パンやピザなどグルテンを含む食事を断ったところ、心身のコンディションが快方に向かい、一流選手への道を歩み始めた。その体験に基づき、グルテンを含まない食事法について切々と説いたベストセラーである。

明らかにグルテンになじまない、グルテン不耐症やセリアック病の人にとってグルテンなしの食事は理にかなっている。また、そうした病気・体質でない人でも、グルテンを除くことで体調が良くなる可能性を論じる識者もいる。この辺はまだ議論の余地がありそうだが、今の小麦は品種改良によって昔の40倍もグルテンを含有しているそうで、これを聞くと「あまり摂らないほうがよいかも」という気持ちになる。

そこで、グルテンたっぷりの小麦粉の代わりとして、グルテンゼロのグリーンバナナの粉に熱い視線が集まっている。

メリット2:レジスタントスターチが豊富

レジスタントスターチとは、難消化性でんぷんとも呼ばれ、小腸で吸収されない点に大きな特徴がある。そのため糖質というより食物繊維の1種とみなされ、「第三の食物繊維」とも言われる。

吸収されずに大腸まで来たレジスタントスターチは、腸内細菌のエサとなり、発酵して酢酸といった有機酸に姿を変えるが、これが悪玉菌の増殖しにくい腸内環境をもたらす。

そのほか、レジスタントスターチには、血糖値の急上昇を抑制したり、大腸癌や大腸炎を予防するなど、様々な健康効果があることが分かってきている。

レジスタントスターチは、たいがいの穀類・豆類には数%しか含まれていない。一方で、グリーンバナナの粉には2040%近くのレジスタントスターチが含まれている。

メリット3:水溶性・不溶性食物繊維が豊富

食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があり、どちらも人体にとって利点がある。水溶性食物繊維は、腹持ちの良さに寄与して過食を防止するほか、食べた後の血糖値の急上昇を抑える働きがある。不溶性食物繊維には、腸の蠕動運動を活発にし、便秘を防ぐ働きがある。そして両方とも、大腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やしてくれる。

水溶性・不溶性食物繊維は、大半の植物性食物に含まれているが、ほとんどは100gあたり1g以下しか含まれていない。生のバナナも少ししか含まれていないが、グリーンバナナの状態で乾燥させることで食物繊維は20倍になり、水溶性食物繊維は約2g、不溶性食物繊維は約7gも含む。

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