コリや目の疲れなどを低減!スマホ操作の正しい姿勢(2018.11.02)
普段、みなさんはスマホを、どれくらいの時間使用しているだろうか。
長時間の使用は、どうしても下向きの猫背の姿勢になりやすく、肩こりや首こり、目の疲れなど、身体の不調が起きてくる。
そこで、姿勢改善を手がけるインストラクターに、スマホを操作する良い姿勢を作るコツを聞いてみた。
スマホを操作中、こうなったら悪い姿勢!
普段、スマホを使うとき、どのような姿勢をとることが多いだろうか。
客観的に自分を振り返って、思い出してみて欲しい。
首の角度、スマホを見る手の位置。
スマホを長時間使っていて、疲れを感じやすいという人は、姿勢が良くないのかもしれない。
バース ピラティススタジオで姿勢改善の指導をしているインストラクターの清水まいこさんに、スマホ操作の悪い姿勢について教えてもらった。
「悪い姿勢に気づくポイントは、スマホを操作しているときに、居心地が悪くなるかどうか。
椅子やソファに座って操作するとき、背もたれに寄りかかりながら、どんどん浅く座っていったり、座っていることもできなくなって寝転んだりしていませんか?
それは『スマホ操作が苦しくなってきている』赤信号です」
清水さんによれば、スマホの悪い姿勢を続けると、首や肩のこり・痛み、首周りの筋肉の緊張による頭痛、目の疲れ、胸郭出口症候群(症状例:手が冷たくなる・しびれなど)などの症状が起きることがあるという。
具体的には、スマホを操作中、次のような流れで悪い姿勢になっていく。
<スマホで悪い姿勢になる流れ>
●目線を下に落としてスマホを操作することで、頭部を支える筋バランスが崩れ、首や肩が緊張!
↓
●猫背姿勢になり、肩甲骨まわりの筋バランスが崩れる。
↓
●操作している腕が、さらに肩・首へ負荷をかけ、こりを促進させる。
↓
●頭を正しい位置にする筋肉が、前方へ引っ張るように働くため、猫背姿勢から抜け出しにくくなる。
↓
●長時間伸ばされた筋は元に戻る力を失い、猫背姿勢がさらに悪化。こりから痛みへと変わっていく。
「悪い姿勢を長時間とってしまうと、予想以上に首・肩が緊張します。
一番問題なのは、これに対する改善策が提案されていないことです。
座ってのスマホ操作が辛くなり、“寝ながらスマホ”操作に移行してしまうことで、さらに良くない姿勢を生んでいきます」
