乾燥ボディは3つのゾーンを意識せよ!【ISSEYの男前のつくり方】(2018.11.27)
乾燥ボディは3つのゾーンを意識せよ!【ISSEYの男前のつくり方】
■一挙に進むボディの乾燥
肌寒くなると空気が乾燥して風邪やノドの痛みを引き起こしやすいが、それだけではなくボディの乾燥も一挙に進む。
そこでボディの乾燥と上手く付き合うために特に意識して欲しい3つのボディゾーンのケアポイントを紹介する。
■【ひざ下】粉ふき乾燥ゾーン
ボディは乾燥が進むと粉ふき状態になる。
その代表的なゾーンが“ひざ下”。
場合によってはカユミも伴うので早めのケアが必須だ。
ますボディを洗う時にブラシやスポンジで洗っていないだろうか?
必要以上にうるおいを奪わないためにもブラシやスポンジではなく“手”で洗ってみて欲しい。
それだけで劇的に粉ふきは改善するはずなのだ。
やり方は簡単でボディソープを手に取り軽く泡立てた後、粉ふきゾーンを中心に全身を洗うだけ。
基本的にはソープの洗浄力で汚れは落ちているが、物足りないと感じる他の部位はブラシ等を使うと良いだろう。
風呂上がりには、粉ふきゾーンにボディクリームやミルクをつけることも忘れずに!!
■【カカト】ひび割れ乾燥ゾーン
粉ふきと並んで冬に出てくるひび割れ。その代表的なゾーンは“カカト”である。
ケアの基本は粉ふきゾーンと同じではあるがボディクリームやミルクをつけるだけでは改善しないケースも。
ひび割れたカカトは専用のヤスリを使うとツルツルになるので削ってみて欲しい。
手動から電動式までバリエーションが多くネットやバラエティーショップなどで手に入るので一つ持っておくと良いだろう。
また鏡餅のようにカチコチの状態だとスキ間に汚れがつきやすくニオイの原因にもなるので、こうした場合は手ではなくブラシやスポンジで汚れをしっかり洗い流した方が良いだろう。
さらに寝る時に使うカカト用ソックスや専用クリームなど、カカトグッズも多く、これらを併用するとひび割れないカカトになること間違いなし!
■【手・指先】肌荒れ乾燥ゾーン
ボディの乾燥で一番感じやすいのが“手や指先”であろう。
周囲からも目につきやすいゾーンなので荒れてカサカサになってしまわないよう毎日のケアが重要だ。
特に手を使う仕事や手をよく洗う男性は荒れやすいのでハンドクリームぐらいはつけて欲しい。
中にはボディクリームをハンドクリーム代わりに使う人もいるが、これはあまりおすすめできない。
なぜならば手や指先はトイレにいった後、食事の前など他のゾーンに比べ、やたらに洗う部分なのでボディクリームでは保湿分が流れやすいからだ。
ハンドクリームと名がついているモノは基本的に水をはじいたり、流れにくい処方になっているので手や指先には専用のコスメを選んで欲しい。
また、末梢部位なので血流も大きく関係してくることから保湿だけではなくマッサージなどで血行を良くして自ら潤わせることもこの時期は重要なのだ。
以上が乾燥ボディのケアポイントなので3つのゾーンを意識してやってみて欲しい。
文/ISSEY(イッセー)
メンズビューティスト(R) (一社)日本メンズビューティスタイル協会 代表理事
男性エステティシャンのパイオニア的存在で国際ライセンス『CIDESCO』の保持者。美容師を経てフランス・国内でスキンケアやメイクを学ぶ。カネボウ化粧品の美容研究所でスキンケア・ボディケアの技術、化粧品、美容理論の研究開発などに関わる。2000年独立。当時としては珍しい男性専門のサロンを立ち上げ、男の見た目、肌あれ、眉、髪や体型など男性のコンプレックスを次々と解決してきた。現在はメンズ美容の協会の代表として、また男性美容の専門家としてメンズコスメや美容家電にも精通し、講演、執筆、連載等の活動を行う。
https://mensbeautist.com/
■配信サイト:「Men’s Beauty(メンズビューティー)」(小学館)
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