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伝統の漆芸〝白檀塗〟が施されたセイコー「プレザージュ」の雅な新作(2018.12.12)

セイコー プレザージュ白檀塗蒔絵

セイコーウオッチは、本格機械式時計ブランド<セイコー プレザージュ>から、有明の空を思わせる、独特の飴色を生む、古来より漆芸に用いられてきた技法である「白檀塗」をサブダイヤルに施した数量限定モデルの発売を開始した。希望小売価格は270,000 円+ 税。

<セイコー プレザージュ>は、100 有余年におよぶ機械式時計作りの伝統とノウハウを受け継ぐ、メイド・イン・ジャパンの機械式時計ブランドだ。

同社では、1913 年に国産初の腕時計「ローレル」を発売以来、機械式時計作りの技術開発と技能向上に邁進し、1960 年代後半には、スイスの精度コンクール(機械式腕時計部門)において、世界トップレベルの座を獲得した。

<セイコー プレザージュ>は、その伝統とテクノロジーが融合した幅広い商品ラインアップで、2016 年からグローバル展開を開始し、世界中で高い評価を得ている。

商品特徴

英語で漆や漆器を“japan” と表記されることもあるほどに、「漆」を使った工芸品は日本伝統のものであると認められ、その美しさと実用性が高く評価されている。

ベースとなる黒漆ダイヤルに、伝統的な漆芸である「白檀塗」「蒔絵」を施した本作は、漆芸家 田村一舟氏の審美眼と、脈々と受け継がれる技法と現代の製造技術の融合により実現した優雅で美しいモデルだ。

セイコー プレザージュ白檀塗蒔絵

漆芸家 田村 一舟氏
1957 年(昭和32 年)生まれ。石川県金沢市在住。清瀬一光氏に師事し金沢に伝わる伝統蒔絵「加賀蒔絵」を習得後、世界に類を見ない独自の細密技法を生み出した。漆器のみならず、加賀蒔絵をあしらった高級万年筆や腕時計を発表、その極めて緻密な技術による精緻な美しさが、世界的に高い評価を受けている。

漆を用いた3種の伝統的な技法が描き出す、有明の空の刹那

セイコー プレザージュ白檀塗蒔絵

日本の美意識を体現する本作には、その表現手法として、「金属のダイヤルに敷かれる黒漆」「独特の飴色を生む白檀塗」「優美な金色の蒔絵」と3 種におよぶ漆芸を採用している。

かねてより、プレザージュで採用されている漆黒のダイヤルは、金属と漆を直接結びつける革新的な製造手法と、平滑面を生み出す古来伝承の技を組み合わせ、何十回も塗りと研ぎを繰り返すことにより生み出された。

ダイヤルに塗る漆は美しい光沢をたたえつつも、針の動きを邪魔しない厚みに仕上げる必要があり、高度な技術が必要とされる。本作では、きわめて製造難度が高い、この漆黒のダイヤルの上に、「白檀塗」と呼ばれる、古来より伝わる伝統的な漆芸があしらわれた。

3 時と6 時に位置するサブダイヤルの独特の飴色こそ、香木である白檀にその名が由来するとも言われる、白檀塗が有する特有の色味だ。

下地となる漆ダイヤルに接着剤としての漆と重ねるように金属粉を塗布し、さらに何層にもわたって、褐色味を帯びた透漆の塗りと研ぎを繰り返すことによって、まるで暁の空を切り取ったかのような飴色が生まれる。

セイコー プレザージュ白檀塗蒔絵

その空に浮かぶ月を思わせる、9 時位置の金色の曲線には、漆芸の装飾手法のひとつである「蒔絵」が施されている。白檀塗と同様に、漆地に接着剤となる漆を施し、その上から金色の金属粉を蒔いて固めることで加飾する蒔絵によって、しとやかなダイヤルに一層の華を添えている。

多くの漆器職人が携わることで、多彩な漆芸を実現している本作は、世界的に名高い漆芸家である田村一舟氏により監修された。完成したすべてのダイヤルは、田村氏の繊細な慧眼により見極められた、特別な一品だ。

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