歯ぐきの「くすみ」「やせ」は歯周病の初期症状だった?!(2019.01.22)

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近年、日本人が歯を失う原因の第1位はむし歯でななく「歯周病」。歯を失い始めるのは40代頃からだが、厚生労働省「歯科疾患実態調査」(2011年)によれば、20代でも約半数は初期の歯周病にかかっているという。

そんな歯周病は、かなり進行するまで歯ぐきのはれや出血、歯のぐらつきなどの自覚症状が出にくいため、なかなか気づきにくいもの。しかし、歯ぐきのチェックを習慣化することで、歯周病のサインを見つけられるのだ。

健康情報サイトのウェルラボに、神奈川歯科大学教授・山本 龍生先生の監修によるレポートが掲載されているので、概要を紹介したい。

歯ぐきに現れる歯周病の危険信号

花王が実施した20〜60代の女性3500人以上を対象にした調査によると、歯ぐきのはれや出血、歯ぐきやせなど、歯ぐきに関わる悩みをひとつ以上もつ人は約52%にもおよび、また、年齢を重ねるごとに増える傾向にあった。こうした悩みは、歯周炎、歯肉炎の歯周病につながっている可能性もあるので注意が必要になる。

歯ぐきも肌と同じように、毎日色や形を鏡でチェックすると、歯周病のサインを発見できる場合がある。まず次の2点に注目していただきたい。

歯ぐきの「くすみ」
理想的な歯ぐきは、薄いピンク色をしている。ところが、歯ぐきの血流が悪くなると、うっ血して歯ぐきが赤黒く見えたり、白っぽく見えたりすることがある。このような状態が歯ぐきの「くすみ」だ。日頃から歯ぐきの色に注目しておくことが、歯周病の予防には大切になる。

歯ぐきの「やせ」
歯ぐきがやせてくることも歯周病のサインのひとつ。歯ぐきの「やせ」は、歯を支える骨(歯槽骨)と、その周りにあるやわらかい組織(歯肉)の両方から起こる。

歯を支える骨(歯槽骨)は、歯周病により減少し、やせていく。健康な人でも年齢とともに年間0.06mmずつ減っていくが、ひどい歯周病の場合には3か月で3mm以上減ることもある。

骨の周りにある歯肉の「やせ」には、歯ぐきの血流が関係している。血流が低下すると、血液によって届けられるはずの酸素や栄養が不足しがちになり、歯ぐきの細胞のターンオーバーが遅くなっていく。その結果、細胞が減って歯ぐきの組織がやせてしまうのだ。

血流をよくして歯周病の予防を

このように、歯ぐきの「くすみ」や「やせ」には、血流の低下が関わっている可能性がある。血流低下の原因は、炎症によって歯肉がはれて血流が滞ってしまうため。また、加齢やストレス、生活習慣病などによっても歯ぐきの血流は低下していく。血流が低下すると、歯ぐきに必要な酸素や栄養が不足して、骨や組織の健康が維持できなくなったり、免疫機能がうまく働かなくなったりして、歯周病が発生しやすくなる。

歯ぐきの血流をよくするには、指歯ブラシなどを使ったマッサージで歯ぐきに刺激を与えることが有効。歯ぐきケアを習慣にして、歯周病予防を心がけたい。

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関連情報

https://www.well-lab.jp/

 

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