• TOP
  • スキンケア
  • 美肌に新たなアプローチ!ファンケルがシミの原因物質と抑制成分を発見

美肌に新たなアプローチ!ファンケルがシミの原因物質と抑制成分を発見(2019.02.03)

ファンケルシミCXCR4プルネチン

ファンケルは、加齢とともに消えにくくなる肌のシミのメカニズムについて研究を進めている。その結果、メラニンを産生する細胞のメラノサイトで紫外線などの刺激を受けて過剰に活発になったタンパク質「CXCR4」(1)が、消えにくくなるシミの原因となることを解明。さらにサクラの葉などに含まれる「プルネチン」(2)に「CXCR4」を抑制する効果を発見した。

「CXCR4」が消えにくいシミの原因であることを発見

ファンケルシミCXCR4プルネチン

加齢とともに消えにくくなるシミは、表皮の基底膜(3)が壊れ、その下にある真皮に落ち込んでいるという特徴がある。そこで、基底膜の上に存在するシミの原因であるメラニンを産生する細胞のメラノサイトと、基底膜の破壊の関係について研究を行なった。

研究では紫外線によって皮膚の中でさまざまなタンパク質が増加し、皮膚に影響を与える。その中で特にメラノサイトで産生されるタンパク質「CXCR4」の機能や反応(以後、活性と表記)に着目。

その結果、紫外線などのストレスによって、メラノサイトで増える「CXCR4」の活性を促進すると、基底膜を破壊する酵素MMPが増加して基底膜の破壊を起こすことを発見。逆に「CXCR4」の活性を阻害すると、基底膜を構成するコラーゲンの産生量が増加することも発見した(図1)。

つまり「CXCR4」の活性が促進されると基底膜が破壊され、シミの原因であるメラニンが真皮に落ち込み、排出されずに固定化されることが、消えにくいシミの原因の一つになるというわけだ。

また、「CXCR4」の活性を阻害すると、コラーゲンの産生量が増加し、基底膜が強化できることも判明した。

「CXCR4」の活性を抑制する成分「プルネチン」を発見

ファンケルシミCXCR4プルネチン

次に、約100種類の天然由来化合物の中から「CXCR4」の活性を抑制する成分を探索した。その結果、サクラの葉などに含まれる「プルネチン」に「CXCR4」の増加を抑制する効果を発見し、活性を抑制できることがわかった。

さらに、「プルネチン」は、紫外線の照射で減少する基底膜のコラーゲンを増加させる効果を持つことも同時に発見した。このことから、基底膜の破壊によってメラニンが真皮に入り込み、消えにくくなるシミの形成を防ぐ有用な成分であると考えられる(図2)。

<本研究成果による今後の製品開発>
本研究成果で発見された「CXCR4」の活性を抑制する成分「プルネチン」は、加齢にともなって消えにくくなったシミをケアする成分として有効であると考えている。今後この新しい機能を持つ成分を配合したホワイトニング化粧品を発売する予定だ。

【用語解説】
(1)「CXCR4」:C-X-C motif chemokine receptor 4の略語。皮膚だけではなく、膵臓や小腸、免疫器官などさまざまな臓器に存在しているタンパク質。基底膜を壊して細胞を侵入させる働きを持つ。皮膚では皮膚炎症や乾癬、がんの転移などへの関与が報告されている。
(2)「プルネチン」:イソフラボノイドの一種でサクラの葉やアイリスの塊茎に含まれる物質。抗炎症、抗糖尿病、抗酸化機能が知られている。
(3)基底膜:表皮と真皮が接している境目に存在する厚さ約100nmのシート状の膜。コラーゲンなどの細胞外タンパク質でできた網目状の構造をしており、表皮細胞にとって重要な足場。紫外線や加齢により薄くなることが知られている。

【関連情報】
https://www.fancl.jp/index.html

 

その他の情報はこちら!

 

男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます