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プレゼンや商談を成功に導く秘訣は平常心を保つ〝3つの習慣〟にあり(2019.02.12)

佐藤健陽あがり症アドラー心理学

管理職などの重要ポストにあるビジネスパーソンほど、人前での発表や大切な交渉などの場面が増えてくるが、そんなときほどあがってしまうという人もいるのではないだろうか。

中小企業の管理職や社長向けの〝あがり症セミナー〟も主催する「佐藤たけはるカウンセリングルーム」の佐藤健陽先生に、『そうだったのか!専門家が指摘する〝あがり〟を克服する5つのポイント』に引き続き話を聞いた。

1.あがりやすい素質を持つ人とは

佐藤先生はご自身の経験から、あがりやすい人は総じて〝理想の高い人〟と指摘。その特徴として、以下の3点を挙げていただいた。

あがりやすい人の特徴

・完璧主義
・負けず嫌い
・自分自身をコントロールしようとする傾向が強い

「ストイックで自分自身に少しの汚点も許さない。完璧にこなそうとするあまり失敗を極度に嫌い、自分の弱点やスキル不足を認めない。だからこそ真面目で勤勉、向上心も高いのです。その特徴が長所として活かされる場合も多いのですが、失敗を恐れるあまり苦しんでしまうのが、あがりやすい人といえます」

2.予期不安と事後後悔

さらに、あがり症の人は「予期不安」と「事後後悔」の傾向が強いという。

「『予期不安』とは、事前に不安を感じ、完璧に準備すること。スピーチなら原稿を完璧に作り上げ、一字一句まで暗記し、当日に備えて何度もリハーサルを繰り返します。

一方、『事後後悔』とは、人からは違和感なく見えても、ほんの少しの失敗を探して後悔すること。たとえば一瞬の言い淀みや視線が泳いだなど、およそ失敗とは思えないようなことも、思い出しては自分にダメ出しを繰り返します。99%はうまくできたとしても、完璧ではなかった1%だけをいつまでも後悔する。これでは本当に苦しいと思います」

3.あがり症を緩和する3つの〝◯◯探し〟

そこで佐藤先生が推奨する緩和策は以下の3つだ。

・ できたこと探し
・感謝探し
・味方探し

「ノートを1冊用意して、この3項目を毎日就寝前に書き込んでみましょう。まずできたこと探し』は、『夕食を美味しく味わえた』『予定より5分早く出社できた』など、今日1日できたことを書き出していきます。どんな些細なことでも構いません。思い浮かべるだけでも効果は期待できます」

この『できたこと探し』で得られるメリットは、自分のスキル不足や失敗を受け入れようとする〝自己肯定感〟だ。何気ないことのように思うが、実際これを1年続けた人が失敗を恐れるプレッシャーから解放され、あがり症を克服した実例があるという。

「そして『感謝探し』は、3つほど何かに感謝することを思い出してみます。『資料を見やすく作ってくれてありがとう』『道を譲ってくれてありがとう』など、これも対象は何でも可です」

「『味方探し』では、心が通いあえた人を思い出してみます。これも1日の終りにするのがいいですね。休憩中に笑談をした相手、挨拶を返してくれた相手、レジで『ありがとうございました』と言ってくれた店員さんだっていい」

そんな「感謝探し」と「味方探し」のメリットは、心理療法を確立したことで知られる心理学者・アドラーが説く「共同体感覚」を持てるということ。アドラー心理学カウンセラーでもある佐藤先生は、アドラーの「共同体感覚」こそ、心のあり方に変化をもたらすものだと話す。

共同体感覚とは、人との絆や信頼関係を得ることが幸せにつながるという概念です。感謝すべき人や自分の味方と思える人が増えることで、次第に『自分を否定する敵』が減少。同時に『試されている感覚』も薄れていきます。

重要なプレゼンや商談の場で、周囲にいる人が敵ではなく、自分をサポートしてくれる味方だと考えられたなら、結果も当然、変わってくるはずです」

佐藤健陽あがり症アドラー心理学

 

取材協力

あがり症佐藤たけはる森田療法

佐藤たけはるカウンセリングオフィス 佐藤健陽先生
(あがり症カウンセラー・アドラーカウンセラー・社会福祉士・精神保健福祉士)
自己肯定感を上げるワークショップやアドラー心理学に関する講座、キャリアデザインカウンセリング講座などを開催している。
著書:あがり症は治さなくていい

公式サイト:https://takeharukokoro.jp/
あがり症克服総合情報サイト:https://takeharukokoro.com/

取材・文/角舘有理 

 

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