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お手軽だけど威力大な〝たるんだ腹を内側に引き込む運動〟(2019.03.29)
年齢に伴う基礎代謝の低下や運動不足によって、いやおうなしに襲いかかる男の「ぽっこりお腹」。
見た目もよくないし、このままではメタボ一直線と不安になって、シットアップ(腹筋運動)に励んでいる人も多いことだろう。
ところが、シットアップをやみくもにやっても、「ぽっこり腹」の解消につながらないことがある。
その理由は、シットアップが鍛えるのは主に腹直筋だが、腹部が「出る/凹む」に関係するのは腹横筋だからである。
腹横筋は、腹直筋の下にあるインナーマッスルであり、腹腔内圧を高め、内臓を本来の位置に留める働きがある。
ここが鍛錬されていないと、内臓を支える力が弱まって、腹が出てくる。
過食でためこんだ内臓脂肪もそこにあれば、立派な中年太り体型のできあがり。
ボディビルダーでも、腹横筋を意識して鍛えている人は意外に少なく、他は筋骨隆々なのに、腹部だけ弛緩しているパターンが多いと聞く。
腹横筋を無理なく鍛え、ぽっこりお腹解消におすすめの運動が、今回紹介する「ドローイン」(draw-in=「内側に引き込む」の意味)。
ごくシンプルな方法ながら、その威力は驚異的で、1回やってみただけでウェストが2cmダウンする人がいるくらい。
エクササイズの専門家によって、ドローインには幾つもの方法があるが、ここでは「GETTAMAN式ドローイン」と「ピラティス式ドローイン」を紹介しよう。
■GETTAMAN式ドローイン
独自のエクササイズやダイエットでメディアでも有名なGETTAMAN(ゲッタマン)こと竹之内敏氏が編み出したドローイン。
両腕を上げるのが特徴で、こうすると胸郭が広がり、横隔膜が動きやすくなって、腹式呼吸がしやすくなる。
1. まっすぐ立つ。下脚を肩幅に開き、かかとと親指のつけ根に重心を置く。
2. 両腕を上にまっすぐ挙げる。
3. 息を吸いつつ両腕を少しずつ下げる。両肩の高さまで下がったら、腹部をふくらませる。
4. 息を吐きだしながら、両腕をまた上に少しずつ挙げ、腹部をへこませる。
5. 1~4を3回繰り返す。そして、息を吐き切り、両腕が頭上にあるままで、腹部をへこませた状態を10秒保持する(呼吸は止めない)。
以上を1セットとし、3回繰り返す。
