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皮膚が色を認識!黒い服ばかり着ていると肌が老化する?【美容のギモン】(2019.05.06)

皮膚が色を認識!黒い服ばかり着ていると肌が老化する?

皮膚色認識黒い服老化

すでにご存知の方もいるかと思いますが、皮膚には目の網膜と同じように、光の色をとらえるタンパク質「オプシン」と光の明暗を感じるタンパク質「ロドプシン」があるということがわかっています。

このオプシンが、光(可視光線)の三原色である「赤、緑、青」をとらえ、それらの色のかけあわせにより、さまざまな色を識別しています。

さらに皮膚は、人の目では見ることのできない(不可視光線)の紫外線や赤外線まで感じることができます。

これは、日焼けで肌が茶色く反応することからもわかるとおりなのですが、しかもこれらを神経や脳を介さずに表皮細胞のレベルで感じ、情報処理しているとの実験データもあるそうです。

また、皮膚の光の色に対する実験では、壊れた角層バリアを「赤い光」には回復を速める効果があり、「青い光」では遅れるという結果があるそうです。

さらに「青い光」は、ニキビの原因である菌の増殖を防ぐという報告もあり、色によって皮膚にもたらす影響も徐々にわかってきたそうです。

つまり皮膚は、目よりも色を識別する範囲も広く、細胞独自に対応しているということになります。

皮膚色認識黒い服老化

明るい色で美肌対策を!

そこで、ふと思い出したのが、熟していないトマトを白、赤、黒の布に包んで経過を観察するという実験。

結論を先に言ってしまうと、白い布ではトマトが通常どおりに熟したのに対し、赤い布では醗酵するほどに熟したそうです。

そして黒い布では、トマトが緑のまましぼんで枯れてしまったとのこと。

これについては、白は太陽光の反射率がまんべんなく高くて光を通しやすく、逆に黒は吸収して遮断してしまったため、さらに赤については、波長の長い赤い光によって熟成が早められたと推察されます。

そう考えると、過去にあった「赤パン健康法」といった、「赤い下着や服を身に着けるとパワーが湧いてくる」という説や、「黒い服ばかりを着ていると老化が早まる」などといわれていたことが、色彩心理学だけでなく皮膚科学の上でも、ますます真実味を帯びてきました。

ということで、やはり美肌をめざすならダーク系の服ばかりではなく、明るい色を着た方がいいようです。

ちなみに、全身を黒い衣装で身を包むイスラム圏の女性たちですが、実は、その下には明るくカラフルな服を纏っている方がほとんどということで、暑さ対策の上、美肌対策にもなっているということでしょうか。

おまけにもうひとつ、色彩心理学の観点から美容に関する情報を。

人は、ピンク色を見ると女性ホルモンの分泌が活発になるといわれており、薄毛に悩んでる男性なんかには、いいかもしれません。

ぜひ、身の回りのものからピンクで揃えてみたらいかがでしょうか。

それにしても“色”というのは、奥深いですね。

tsuchiya

文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
「CanCam」「Oggi」「Domani」など女性誌ばかりの編集に携わって20数年。同時に、「女性自身」や「CanCam」のダイエットムック計7冊の制作、「エステティックTBC」の雑誌広告クリエイティブディレクター&コピーライターを約6年務めるなど美容・ダイエットにどっぷり。今後は、その経験を活かし男性に向けたボーダレスな美容法、化粧品情報を発信。

記事内のデータ等については取材時のものです。

記事提供:Men’s Beauty(メンズビューティー)」(小学館)
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