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年齢を重ねると毛穴が大きくなる?皮膚のふしぎ二題(2019.05.15)

毛穴たるみ骨粗しょう症オピオイド

成人で約1.6m2の広さを持ち、「人体で最大の臓器」ともいわれる皮膚。そんな皮膚にはメンズビューティー 的にも興味深い特徴や機能があるという。

東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ 院長で皮膚科医の上島朋子(かみしまともこ)先生に解説していただいた。

顔の毛穴は年齢を重ねると大きくなる?

人間の肌は加齢によって次第にハリを失い、たるみが目立ってくるようになります。このたるみに関しては、カラダは服でカバーできますが、顔はそうはいきません。ヒアルロン酸など、いわゆるアンチエイジングな治療を行うことになります。

そんな顔も年齢を重ねてくると骨格が変化してくることをご存知ですか。顔の骨もすり減って、次第に骨格が小さくなっていくのです。この症状、どこかで聞いたような。 そう、顔の骨も脚や腰の骨と同じように、骨粗しょう症を発症するのです。

骨粗しょう症になったとはいえ、いきなり骨折するわけではありません。ただし、顔の骨の量が減ると老け顔に見えたり、毛穴が目立つ顔立ちとなるケースがあります。

というのも、顔の限らず人間の体は骨の上に脂肪や筋肉、皮膚が〝乗って〟います。その土台となるべき骨が小さくなると、当然、皮膚などはずれてしまうので、これが原因の一つとなり、たるみやほうれい線が現れるのです。

さらに若い頃はハリがあって目立たなかった毛穴も、たるんだ肌では目立ちやすくなってしまいます。年齢を重ねるにつれて毛穴が大きくなったように感じるのはこのため。

だからこそ、若い時からの洗顔や保湿といったケアが必要になってくるのです。

ちなみに毛穴を目立たせる主な原因は皮脂。古い角質が皮脂と混ざって角栓(皮脂や周囲の角質が毛穴中で固まったもの)となり、毛穴を広げていきます。また角栓は酸化して黒ずみや炎症の原因にもなります。

これを防ぐには、先ほどお話したように皮脂のケアにつながる洗顔と保湿がポイント。加齢は止めることはできませんが、毎日のケアにより、老化の進行を遅らせることはできるのです。

人はなぜ掻くことを止められないのか

皮膚には、さらに興味深い機能があります。

虫刺されや湿疹などのかゆみを伴う皮膚トラブルで、つい血が出るまで掻いてしまった、という経験はありませんか。いわゆる、掻き壊しです。

血が出るまで掻く、ということはかなりの痛みがあるはずなのに、なぜ人は止められないのでしょうか。

実は、その痛みを察知した脳が、これを緩和するために麻薬的ともいえる物質(オピオイド)を分泌。人間はその快感を忘れることができず、掻き続けてしまうと言われているのです。

余談ですが、実は辛いものも食べる時も同じメカニズムが働くと言われています。辛い=刺激が強いものが体内に入ることは、カラダにとってはリスキーな状況。これを和らげるために、オピオイドが脳から分泌されるのです。

人間はその快感を忘れられないので、辛い料理がクセになるのかもしれませんね。

 

東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ
院長 医学博士 上島朋子(かみしまともこ) 先生

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病理学の研究を経て皮膚科医に。「肌の健やかな美しさ」にこだわり、疾患の治療から先端美容医療、そして再生医療の研究まで手がける。

https://www.noage-amc.com

 

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