洗濯物の生乾き臭を防ぎ、気持ちよく仕上げる部屋干しの極意(2019.06.13)

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「空気の課題」というと、近年は温暖化の影響もあってか、命に危険があるような猛暑など、これまでに経験したことがない災害レベルの課題に直面している。

一方で住空間の視点から捉えると、梅雨になれば洗濯物を部屋干しする機会が増え、住宅内の湿度上昇による様々な課題(ジメジメからくる不快感、結露やカビなど)が発生、夏になれば熱帯夜の寝苦しさや睡眠の質の低下、冬になればエアコン暖房による室内の乾燥など、生活レベルの課題も多くある。

そこでダイキンは、首都圏在住の共働き核家族世帯の男女400人を対象に、住宅内の空気の困りごとと(梅雨に増える)部屋干しに関する実態調査を行った。

加えて、洗濯物の部屋干しに詳しい家事アドバイザー 矢野きくのさんに聞いた、梅雨時期でも快適なエアコンを活用した部屋干しの極意についても紹介していきたい。

住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査

住宅内の空気に関する困りごとを聞いたところ、具体的な困りごととしては(1)「結露」が最も多く(24.8%)、次いで、(2)「温度差」(17.0%)、(3)「乾燥」(15.5%)、(4)「湿気がたまりやすい」(14.0%)、(5)「カビ」(11.3%)が続く(図1)。上位TOP5のうち4つは湿度が関係したものになっている。

興味深いことに、「結露」「湿気がたまりやすい」「カビ」といった湿度が高いことに伴う困りごとと、「乾燥」という湿度が低いことに伴う困りごとがどちらも上位に挙げられており、夏蒸し暑く、冬乾燥する日本ならではの住宅内空気の困りごとといえそうだ。

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住宅内空気の季節毎の快適度・不快度を聞いたところ、年間を通じて最も不快に感じるのは「梅雨」(62.6%)で、暑い夏や寒い冬よりも不快度が大きくなっている。

そんな梅雨時期の住宅内空気の不快度を高める一因といえそうなのが、洗濯物の部屋干しではないだろうか。

洗濯物の部屋干しの実施状況について聞いたところ、「毎回部屋干ししている」世帯は約2割(22.8%)であったが、雨の日など「状況に応じて部屋干しすることがある」世帯は6割を超えた(図3)。

このことから、天候が不安定で雨が多い梅雨時期は日常的に部屋干しが行われていると考えられる。たたでさえ蒸し暑い梅雨の空気に、洗濯物から出る湿気が加わることで、梅雨は年間を通じて最も不快度が高い季節になっているのかもしれない。

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部屋干しをする時に気になること、困っていることについて聞いたところ、最も多かったのはリビング干しの影響もあってか(1)「場所をとる」(41.6%)で、(2)「カラッと乾かない」(41.3%)、(3)「洗濯物が臭くなる」(38.3%)、(4)「時間がかかる」(37.5%)、(5)「部屋がジメジメする」(32.4%)と続く。

そこで、洗濯物の部屋干しに詳しい家事アドバイザー 矢野きくのさんに、部屋干しの困りごとや不満の解決に向け、梅雨時期でも快適なエアコンを活用した部屋干しの極意について話をうかがった。

 

梅雨時期でも快適なエアコンを活用した部屋干しの極意

家事アドバイザー 矢野きくの さん

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家事アドバイザー・節約アドバイザー。女性専門のキャリアコンサルタントを経て女性が働く為には家事からの改革が必要と考えて現職に。家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ、雑誌、講演ほか企業サイトや新聞での連載。TVクイズ問題の作成や便利グッズの開発にも携わる。著書に「シンプルライフの節約リスト」(講談社)などがある。

Q:今、部屋干しをする人は増えているのでしょうか?

この10年くらいで考えると、部屋干しをする人は増えています。背景には、花粉や黄砂、PM2.5の存在があります。また、部屋干しが増えたこともあって、住宅内の湿度を気にする人も増えています。

以前は除湿機の品揃えも少なく選択肢があまりありませんでしたが、最近はたくさんの種類が販売されていて、暮らしに合ったものを選ぶことができるようになりました。それだけ空気の汚れや湿度に対する生活者の意識が高くなっているということだと思います。

Q:調査の結果、「消極的部屋干し世帯」も多いようですが、部屋干しにはどのようなメリットがありますか?「部屋干し」がオススメのポイントを教えてください。

私も洗濯物は部屋干し派です。

まず部屋干しにすると衣類に対する汚れやダメージとなる外的要因(花粉、PM2.5、黄砂、排気ガス、紫外線など)をカットすることができます。

さらに家事を“楽”にするという視点でいうと、洗濯は天候による制約や、朝に干さなければならないという時間的制約、働いている場合は曜日的制約もあり、負担が大きくなりがちですが、部屋干しなら(洗濯にかかる時間は同じでも)制約に縛られることがなく、タイムフリーでできるので家事がグッと楽になります。

部屋干しでも環境を整えれば外干しと遜色なく仕上げることができ、部屋干しならではのメリットもあるので、ライフスタイルに合わせて、部屋干しを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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