病気や老化の原因物質「AGEs」を溜めない食事法があった?!(2019.07.06)
病気や老化の原因物質として注目されるAGEs
最近、世間の関心を集めている“AGEs(終末糖化産物)”。一度は耳にしたことがある人もいるだろうが、このAGEsとは身体の中の様々なタンパク質が食品や飲料から入ってくる糖と結合し、変性することで発生。近年の研究により、病気や老化の原因物質といわれており、糖尿病など血糖値が高い人はもちろん、そうでない人でも年をとるほどに体に溜まってしまう厄介な物質だ。
このAGEsは餃子やお好み焼き、揚げ物にステーキなど、我々がよく口にする食べ物の焼き目や焦げなどの“茶色い部分”に多く含まれており、タバコも高AGEs含有物として知られている。しかも、こんな身近なものに潜んだAGEsが心筋梗塞、アルツハイマー病、骨粗鬆症、ガン、肌老化、脂肪肝、歯周病、メタボ、更年期障害にも関わっているかもしれないという。
そんなAGEsによる病気や老化を避けることはできないのか!? と不安視する人も多いかもしれないが、ご安心を。
普段の食生活にちょっとした工夫をすることで、AGEsを抑えて“老化の過程”を予防することが可能といわれているのだ。
そこで今回、手軽に取り入れられるAGEsケア食材として注目を集める“まいたけ”を生産・販売する雪国まいたけが主催するセミナーに参加。AGEs研究の第一人者で、昭和大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科学部門主任教授である山岸昌一先生監修の“AGEsを溜めない食事法”を教えてもらった。
山岸先生によると「老け顔は体の老化を判断する医学的な指標になる」そうで、言い換えると見た目年齢は体内年齢に比例しており、“老け顔の人は早死にする”という。
昭和大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科学部門主任教授 山岸昌一先生
双子の写真。体内年齢により見た目年齢にも差が出る。
生活習慣から体内の老化の進行をチェック!
そこで早速、山岸先生が監修した“AGEsチェックリスト”で、ご自身の老化度合を確認してもらいたい!
・丼物が大好きでよく食べる
・いびきをよくかく
・食べるのが早いとよく言われる
・朝ごはんを抜くことが多い
・タバコを吸う
・家ではゴロゴロしている
・煮物より揚げ物が好きだ
・少し太っている
・お茶よりは炭酸飲料が好きだ
・体の関節が固い
チェック項目の数による結果は……
・1~2個:実年齢マイナス10歳(実年齢より老化がかなり抑えられている)
・3~4個:実年齢マイナス5歳(実年齢より老化が少し抑えられている)
・5~6個:実年齢
・7~8個:実年齢プラス5歳(実年齢より老化が少し進んでいる)
・9~10個:実年齢プラス10歳(実年齢より老化がかなり進んでいる)
結果はいかに? 実年齢より老化が進んでいる人はもちろんのこと、そうでない人もこれから老化を予防するためにどうすべきか気になるところではないだろうか。
その答えは冒頭でも触れた“まいたけ”にあった?!
