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この10年で30~50代男性の「ニオイの身だしなみ意識」が向上した理由(2019.07.18)

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このところ、男性用の柔軟剤や消臭剤のCMがよく目がとまるようになった。男性もニオイに気を配るようになってきたのだろうか。

そこでリサーチ・アンド・ディベロプメントは、首都圏在住の18~79歳を対象に実施した生活者調査の中から、男性の「身だしなみ」に関するデータを分析した。

10年前より「体臭を感じさせない」が増加し、「センスがよい」を上回る

おしゃれや身だしなみについて心がけていることとして「体臭を感じさせない」が、10年前より5ポイント上昇し第5位に入った(図1)。

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「体臭を感じさせない」は、30~59歳で大きく上昇

自分でも体臭の変化が感じられる年代、30~40代(ミドル脂臭)、40~50代(加齢臭)は10年前より、周りに「体臭を感じさせない」意識が特に高くなった(図2)。

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18~29歳は「体臭を感じさせない」意識は低い

18~29歳は10年前よりポイントが微減。この世代は男性スキンケア化粧品の使用が普通となってきた時代で育っており、「体臭を感じさせない」はエチケットとして当然なこととして捉えているため、意識にのぼっていないと考えられる。

同社で実施している「U26平成男子コミュニティ(20~26歳男子)」の会話でも、ニオイに関して特に対策はしていないと言うものの、洗濯時に柔軟剤を欠かさず使っていたり、頻繁にシャワーを浴びたりするという発言が見られた(図2)。

調査概要
調査名: CORE2009(2008.10)、CORE2019(2018.10) マスター調査
調査地域:首都圏40km圏(調査地点 200地点)
調査対象:2008年 18~74歳、2018年18~79歳男女個人
サンプル数:有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
サンプリング手法:住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出
調査手法:訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期:毎年1回 10月実施

ニオイに対する意識の高まりは、30~50代にも浸透

男性のニオイというと何を思い出すだろうか。一昔前なら「タバコ」「汗くささ」などがあげられたと思う。

1999年に資生堂は40歳頃から体臭が変わるのは「ノネナール」が要因と突き止め、そのニオイを「加齢臭」と命名した。ライオンは2008年に30代独特の「油くささ」ペラルゴン酸(ノナン酸)を発見。

マンダムは2013年にミドル脂臭の原因成分「ジアセチル」を特定。花王は2017年に女性が不快に感じる男性の衣類のニオイを解明し男性のニオイ対策の柔軟剤を発売した。今も人のニオイに対する研究は続けられている。

20世紀末に男性スキンケア化粧品が世に登場し、若い世代を中心に浸透していきた。今の20代は、男性用スキンケア商品を使用し、グルーミングにも気を配る世代となっている。

ニオイにも敏感なはずだが「体臭を感じさせない」は10年前より減少している。これは、エチケットとして周囲に気を配るのは当然という意識が根付いているし、自然と対策をしているからではないだろうか。

若い頃は「汗臭」がメインだが、30代から「ミドル脂臭」が加わり、さらに40代からは「加齢臭」も加味される。自分の身体に体臭の変化が起こり、実感してきたことから、特に、30~50代の身だしなみとしてニオイに対し、周りへ配慮する傾向が伺えた。

おしゃれや身だしなみでは、男女ともに「清潔感」「シンプル」がTOP2。この2つの要素は強く継続されると思うが、「体臭を感じさせない」意識は、男性においてますます高まるのではないかと推察される。

関連情報
https://www.rad.co.jp/report_list/20190709/

 

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