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フカヒレを食べても肌のコラーゲンはほとんど増えない!?(2019.07.12)

コラーゲンタンパク質資生堂ジャパン

身近な美容成分として、その存在が広く知られているコラーゲン。その一方で、「コラーゲンは全身に存在するタンパク質」など、基礎的な知識が欠けている側面も否めない。

そこで資生堂ジャパンでは、「コラーゲン」認知に関する独自調査を実施すると同時に、資生堂グローバルイノベーションセンターでコラーゲンに関する研究・開発に携わっている内山太郎研究員による「コラーゲンに対する疑問や誤解」を公開した。

その概要を紹介していこう。

そもそもコラーゲンとは何か

コラーゲンは、「タンパク質」の一種。タンパク質は、炭水化物・脂質とともに三大栄養素と呼ばれる、体にとって重要な成分になる。そして、人間の身体をつくっているタンパク質のうち、約30%がコラーゲンとされている。平均的な日本人女性(体重53kg)の場合、体内のコラーゲン量は約3kg。500mlのペットボトルに換算すると、実に約6本分にも達する。

また、コラーゲンというと「肌」のイメージが強いが、それだけではなく、骨・目・歯茎・腱・関節・血管など、体内のさまざまな場所に存在している。

コラーゲンが減ると肌はどうなるのか

コラーゲンが減少すると、肌のハリが低下してしまい、シワやたるみができやすくなる。

しかし肌のコラーゲン量は、「加齢」に伴い年々減少していく。これは、年をとることにより体内で新しくコラーゲンをつくる能力が減ってしまうため。

また、「紫外線」は肌のコラーゲン分解を促進する要因の1つになっているため、日常的なケアが必要だ。

コラーゲンが多く含まれる食品を摂取すると肌の調子が良くなる?

鶏皮や豚足、フカヒレなどには、確かにコラーゲンを豊富に含むが、それらがそのまま肌のコラーゲンになるわけではない。コラーゲンは食事から摂取すると、他のたんぱく質と同様に体内でアミノ酸などの低分子に分解される。つまり、コラーゲンを食べても、コラーゲンがコラーゲンのまま様々な部位に運ばれ、その部位のコラーゲンになるわけではないのだ。

また、食べたコラーゲンは最終的に分解されてしまうことを考えると、「たくさん量を摂る」ことも、肌のコラーゲン量アップを目指すうえではあまり意味がないとも言える。フカヒレなどをたくさん食べたからといって、肌のコラーゲン量はほとんど増えないのだ。

コラーゲンはもともと体内に存在する成分であり、体の中で新しく生み出すことができる。そして、コラーゲンを生み出す力を高めるうえでは、コラーゲンを生み出す細胞を活性化させることが重要になってくる。

コラーゲンタンパク質資生堂ジャパン

内山 太郎 氏
1991年、資生堂入社。医薬品研究所に配属され、ホルモン剤、抗炎症薬などの開発研究に従事する。2004年、食品研究室へ異動。美容健康サプリメント、特定保健用食品開発を担当。現在は、アドバンストリサーチ ヘルスケア開発グループにおいて、マネージャーとして在籍中。

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