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肌トラブルを誘発?!メンズにありがちな〝NG洗顔〟とは(2019.07.29)

ベタつき皮脂汚れ洗顔法上島朋子

7月の東京は雨が多いだけではなく、6月28日から7月18日までの21日間の日照時間の合計が11.5時間(気象庁調べ)と非常に短かったため、例年の梅雨時期と比較して〝ジメジメ感〟が強かったように思います。

しかし、25日を過ぎたあたりから晴れ間ものぞき、気温も上昇。夏の到来を感じさせる天候となってきました。

となれば、気になるのが汗によるベタつき。実際、営業マンとして外勤の多い方は、かなりの汗をかかれるのではないでしょうか。

そこで、帰社する度に洗顔料を使ってしっかり洗顔するべき、と考えがちですが、実はその必要はありません。

まず1日に数回も洗顔料を使うのは明らかに使いすぎ。暑い時期にかく汗のほとんどは水分で、会社の洗面所でサッと洗い流すだけで十分です。

実際、男性には〝洗いすぎ〟の方が多いですね。私のクリニックにも「自分はアブラ症なのでニキビに悩んでいる」という男性の患者さんがいらっしゃいます。でも、お顔を拝見すると、肌は乾燥してガサガサ…。

典型的な顔の洗いすぎ、皮脂の取りすぎです。皮脂を取りすぎると、皮膚は乾燥していると思って皮脂を分泌。その結果、皮脂腺が大きくなってしまい、さらに脂っぽくなるというスパイラルに陥ってしまいます。

また洗顔の後、顔が突っ張ってしまうのもNG。〝突っ張る〟というのは、皮膚に余分な張力がかかっている状態で、シワの原因にもなります。

では、洗顔料はいつ使えばよいのでしょうか。

まず夜は必ず使っていただきたいですね。というのも、日中に忙しく動き回れば、皮脂汚れはもちろん、空気中の粉塵などが肌に付着します。これが肌を刺激して炎症を起こす場合もあるので、洗顔料を使ってこれらの肌ストレス要因を落とす、という考えから。

ただし洗顔料は、こすって汚れを落とすのではなく、泡で汚れを肌から浮かせてキレイにするもの。ですから、よく泡立てて、きめの細かい小さな泡を作りましょう。その理由は、大きな泡を顔の皮膚の上に乗せると、泡と泡の間に隙間ができてしまい、汚れを浮かせる面積が少なくなってしまうため。

これに対し、小さな泡を隙間なく敷き詰めれば、肌をしっかりカバーすることができます。洗顔時の泡をできるだけ小さくするようにアナウンスされるのも、これが理由になります。

こうして汚れを落とした後、皮膚は睡眠中に老廃物を排泄したり、炎症や傷の修復作業に入ります。また夜の間も皮脂腺は働いており、朝起きた時に、なんとなく顔がアブラっぽいのは、寝ている間に肌の細胞がトラブルをリカバリーした痕跡。

ですから朝も洗顔料を使って、この皮脂を落としておきたいですね。

以上の理由から、洗顔料は朝と夜の1日2回の使用をおすすめしています。

先ほど洗顔はこすってはダメ、とお話ししましたが、顔を拭くときもタオルでゴシゴシこすってはいけません。タオルと皮膚の間に摩擦が生じて肌ストレスの原因となってしまいます。

肌の上から軽く押さえるようにして、水分を拭き取ってください。

肌を刺激しない洗顔方法を習得すれば、必ず肌の状態は安定します。これまでお話ししてきた内容をご理解のうえ、ぜひ毎日の洗顔に役立ててください。

東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ
院長 医学博士 上島朋子(かみしまともこ) 先生

ベタつき皮脂汚れ洗顔法上島朋子

病理学の研究を経て皮膚科医に。「肌の健やかな美しさ」にこだわり、疾患の治療から先端美容医療、そして再生医療の研究まで手がける。

https://www.noage-amc.com

 

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