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運動前の入浴で「身体能力がアップする」という研究結果が発表された(2019.07.28)

バスクリン順天堂大学運動前の入浴パフォーマンス向上

株式会社バスクリンは、順天堂大学との共同研究で、運動前の入浴がパフォーマンス向上につながるかについて検証。2019年1月26日~27日に開催された『NSCA ジャパン ストレングス&コンディショニング(S&C)カンファレンス2018』にて報告した。

背景と目的

これまで株式会社バスクリンは、運動のパフォーマンス向上に入浴が寄与できるのか、について研究を行ってきた。

運動のパフォーマンスを高めるために、運動前のウォーミングアップが重要だといわれている。

ウォーミングアップの主な効果は、体温や筋温の上昇であることが考えられているが、この筋温の上昇を入浴の温熱作用により行うことで、同様の効果があるのかどうか検証することを目的とした。

実験内容

Ⅰ.入浴条件による生理的変化

入浴の温度条件によって、大腿部(だいたいぶ=太もも)の筋温がどのように変化するかを確認。38℃および41℃の10分間入浴において、両群とも筋温は入浴前と比較して有意に上昇することがわかった。

バスクリン順天堂大学運動前の入浴パフォーマンス向上

図1 入浴条件による皮膚温変化           図2 入浴条件による筋温変化

Ⅱ.運動パフォーマンステスト

無入浴と38℃10分間入浴後のジャンプ力(多関節運動)と、膝関節伸展運動(単関節運動=関節の両側の骨がつくる角度が大きくなるような動き)について検証を行った。

ジャンプ力は、スクワットジャンプによる跳躍高を3回測定した中での最大値。

膝関節伸展運動(単関節運動)は、40回伸展運動を行い、発揮筋力を5回ごとに平均して求めた。

無入浴群と比較して、38℃入浴群ではジャンプ力において有意な増加があった。さらに、膝関節伸展運動では、1~5回の平均発揮筋力(トルク)において、有意な増加が認められた。

バスクリン順天堂大学運動前の入浴パフォーマンス向上

図3 入浴条件によるジャンプ力        図4 入浴条件による発揮能力(トルク)
※SJ=スクワットジャンプ」

まとめ

38℃10分間の入浴により、皮膚表面温度および筋温の上昇が確認された。そして、その後に行ったスクワットジャンプ力(跳躍高)および膝関節伸展運動の有意な増加も認められた。

これらの結果から、これまで入浴は運動後の疲労回復について主に研究されてきたが、運動前の入浴で、その後の運動パフォーマンスが向上する可能性が示唆されたといえよう。

長い連中が増えた昨今、運動を伴うレジャーを楽しむ人が多いのでは? しかし、日頃から運動不足だと、思うように身体が動かないかもしれない……。

そんな日は、朝風呂に入って運動能力を高めておくと、身体のキレが良くなるだけでなく、怪我をしにくくなるかもしれない、と筆者は思うのである。

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

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雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会、セミナーを頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 関連情報
https://www.bathclin.co.jp/

 

 

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