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光化学スモッグ注意報は〝毛穴開き注意報〟でもあった!?(2019.08.17)

光化学スモッグ光化学オキシダントポルフィリンUVカット

知っているようで知らない。光化学スモッグって、いったい何?

夏になると「ただいま、光化学スモッグ注意報が発令されました」という、防災行政無線のスピーカーによる放送をよく聞くだろう。

光化学スモッグとは『光化学オキシダント』の濃度上昇によって、空気に靄(もや)がかかる現象のこと。

光化学オキシダントとは、自動車や工場からの排気ガスが、太陽の強い光に反応して生成されるもの。

発生しやすいのは、4月から10月にかけて、日差しが強くて気温の高い、風の弱い日に発生しやすいとされている。

特に、7月から8月は、高温で紫外線も強く、安定した天気が続くため、光化学スモッグが発生しやすい気象条件になるのだ。

ちなみに、スモッグ(smog)とは、煙(smoke)と霧(fog)の合成語で、イギリスでつくられた言葉なんだとか。

光化学スモッグの影響を受けやすいのは、外気に直接触れる目や呼吸器。主な症状としては、目の痛み、咳、気分の悪さなどが挙げられる。

症状が出たときは、目を洗い、十分にうがいをし、なるべく窓、またはカーテンを閉めた屋内で休むようにしたい。症状が回復しないときは、医師の診察を受けよう。

汚染された空気は、毛穴を広げる悪さをする!

しかし、光化学スモッグ注意報が出ても、営業での外回り等々で、ビジネスパーソンは屋内に避難できない場合が多い。

そんな空気の汚れた屋外にいると、肌はどうなるのか? それを大手化粧品メーカーの研究員さんに訊いてきたので、お伝えしよう。

肌は、汚染された空気から自らを守ろうとして、皮膚のいちばん外側にある角層(かくそう)を厚くしてしまう。

すると、肥厚した角質が毛穴の中に剥がれ落ち、角栓(かくせん)をつくってしまうのだ。

ちなみに角栓とは、皮脂腺から出た脂と古い角質細胞が、毛穴の中で混ざりあったもの。鼻の頭の毛穴を押したら、ラードのように白っぽい塊が、ムニュ~と出てきたことがあるだろう。それが角栓だ。

また、排気ガスなどの微細な金属は、肌の上で溶けて角層に入り込む性質があるんだとか。それで細胞膜が損傷し、さらなる角質肥厚へと……。

大気汚染によって、毛穴は開きやすくなるというわけ。

だからこそ、日常生活であっても、UVカットを塗るようにしたい。紫外線をカットすると共に、肌の上でバリアにもなるので、排気ガスからもガードしてくれるから。

強い紫外線を浴びると、ニキビができやすくなる

また、皮膚科医によると、ニキビ肌の人ほど、UVカットを塗るべきだという。

ニキビの原因になるアクネ菌は、紫外線を感知すると、ポルフィリン(アクネ菌の増殖時にできる物質)という毒を発生させるので、さらにニキビが悪化するため。

その反面、UVカット剤の油分が毛穴を詰まらせてニキビを悪化させる場合も。

一般的にSPF値の高いものは油分が多い傾向にあるので、SPF15~20くらいか、オイルフリーの製品を選ぶと、ニキビが悪化しにくくなるとのこと。

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

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雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会、セミナーを頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

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