日焼けとシミの違いを知って早めの対策を!(2019.08.26)

日焼けシミ日光黒子

ゴールデンウィークの10連休に続く9連休も可能だった今年の夏休み。しっかりリフレッシュして仕事に集中、という人も多いことだろう。そんな夏の終わりのこの時期、メンズビューティー的にチェックしておきたいのが日焼け。近年は紫外線による肌の老化、「光老化」が注目されるなど、いわゆるUVケアへの関心が高まっているからだ。

さらに年齢を経てからのシミも気になるところ。そこで今回も東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ院長で皮膚科医の上島朋子(かみしまともこ) 先生に解説していただいた。

日焼けとシミは全くの別モノだった!?

まず知っておいていただきたいのは、日焼けとシミは発生の過程が違うということ。

日焼けは肌が一時的に紫外線の刺激を受け、火傷のような炎症を起こすサンバーンと、メラニンが作られて黒い色素沈着を起こすサンタンの2種類があります。このうちサンタンは生理的な反応なので、紫外線の刺激がなくなれば、色は褪めていきます。

夏のバカンスで日焼けした人も、秋になれば元の肌に戻るのはこのため。

これに対して、みなさんがシミと呼んでいるものの多くは、日光黒子(にっこうこくし)、肝斑(かんぱん)、後天性両側性太田母斑様色素斑(こうてんせいりょうそくせいおおたぼはんようしきそはん)の3種類で、太陽にあたってできる日光黒子がシミの代表格といえるでしょう。

私たちの細胞は、長時間紫外線にあたっているとダメージを受けて壊れていきます。壊れても、また再生されるのですが、毎日これを繰り返していると、ミスを起こす場合もあります。間違った情報を持った細胞のコピーは、適宜排除されますが、時に生き残り、そのコピーをたくさん作ってしまいます。

すると間違った情報がメラニンの生産工場であるメラノサイトに届けられます。

その結果、通常は紫外線などの刺激を受けた時だけメラニンを産生するメラノサイトが、誤った情報を受け取って、日光に当たらなくても色を作り続けてしまうのです。これが日光黒子、シミの正体。

解決策は、間違った情報を送る細胞を全部除去してしまうこと。これでメラノサイトへの刺激が解消され、シミは再生されなくなります。

肝斑はそれほどシンプルではありません。メラノサイトを刺激する経路が複数あり、それらが慢性的に働いているからです。原因としてはホルモンのアンバランスと言われる時もあれば、日光や日常的な摩擦などの刺激が指摘されていまず。ですから、ひとつの刺激原因を解消しても肝斑は改善されにくいですね。

また日光黒子に行なうようなレーザー治療では肝斑は悪化するため、治療前の正確な診断が重要です。

思春期以降に発生する後天性両側性太田母斑様色素斑は、シミというよりはアザに近いですね。できる場所もほぼ決まっています。ただし、大人になってから出てくるので、シミと思い違えることも珍しくありません。

以上の3つは同時にできることもあり、判別が困難なケースも。お顔をチェックして、疑わしきものを見つけたら、まずは専門医に相談してください。

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