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UVカットを塗って日差しを浴びると湿疹。塗らないほうがいい?(2019.08.31)

UVカット敏感肌アトピー素因SPF値

敏感肌やアトピー素因を持った人は要注意!

今年の夏も、本当に暑かった……。紫外線も強烈で、南国か!? と思うほど。信号待ちのとき、ほんの数十秒でも男性が日陰に移動するなんて、10年ほど前には見かけなかった光景だ。

それだけ、紫外線の害を男性にも理解していただけたのだろう。バカンスやレジャー等の屋外で過ごす日は、SPF値の高いものを使用する、というのは、今や男性とっても常識。

しかし、なかにはUVカットを塗ってから紫外線を浴びると、かゆみを伴う湿疹ができる人もいるという。その理由を、大手化粧品メーカーでの開発に携わる、応用生物学部の教授に解説してもらった。

教授「敏感肌やアトピー素因(アトピーにかかりやすい素質)を持った人の中に、このような症状を訴えるケースが多いのです。

サンスクリーン剤(UVカット剤と同義語)には2タイプありまして。紫外線吸収剤は、紫外線領域の光を有機化合物が吸収し、熱エネルギーに変換して、皮膚の中に入れないようにするもの。

紫外線散乱剤は、酸化チタンや酸化亜鉛などで、物理的に紫外線を散乱させるものです」

日本は基本的に、紫外線散乱剤をベースにしたUVカット剤が多く、SPF値が高くなるほど、紫外線吸収剤の含有量が増えてくるという。

教授「光エネルギーを熱エネルギーに変換するといいますが、完全には変換されず、皮膚表面で化学反応を起こす製品もあります。

それが皮膚の中に入ると、その周辺の細胞を殺してしまう場合も。それで湿疹ができたり、かゆくなったりするのです」

一度、紫外線吸収剤に感作(かんさ/生体に特定の抗原を与え、同じ抗原の再刺激に感じやすい状態にすること)されると、抗体ができてしまうので、ほんの少し紫外線吸収剤が入ったものを使うだけで、同じような炎症が起こるという。

そうなったらシロウト判断はせず、まずは皮膚科で診てもらうべき。

教授「抗体がなくなるまでの期間は、人によって違います。ですので、しばらくは敏感肌用など紫外線散乱剤だけを使ったUVカット剤を使ってみてください。

今、化粧品業界では、光安定性というのが問題になっています。紫外線吸収剤のすべてが不安定ではないのですが、なかには安定だと言い切れないモノもありますから」

高SPF値で湿疹ができても、また使えるようになる可能性も

紫外線散乱剤だけを使ったUVカット製品には、ノンケミカル、ケミカルフリー、吸収剤不使用などの表示が、容器に書かれているのでチェックしてみよう。

紫外線散乱剤だけのUVカットは、塗ってすぐは白浮きしやすいが、時間が経つと透明感が出てくるものが多い。透明感の出るタイミングに合わせ、外出時間を調整していただきたい。

また、紫外線吸収剤にもグレードがある。光安定性の高いものは、ハイブランドのUVカット剤に配合されているといえるだろう。

UVカットを塗って湿疹が出ても、しばらくすれば抗体がなくなり(期間には個人差あり)、またSPF値の高いものを使える可能性がある。

そのときは、チト価格は高くなるがハイブランドのUVカットを使えば、アウトドアでの強烈な紫外線を防御することができるだろう。

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

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雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会、セミナーを頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

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