「ビタミンB・E」が不足すると薄毛になりやすい(2019.09.29)
東京・六本木の今泉スキンクリニック 院長 今泉明子先生に男性の薄毛について話を伺った。
Q.男性特有の抜け毛の特徴を教えてください
抜け毛は、男性の場合だと「男性型脱毛」の要素が大きいです。
男性型脱毛にも色々なタイプがあって、薄毛になってくる型で程度診断ができます。
M型やO型などが代表例ですね。
あとは何もしないと進行し続けるのが男性型脱毛の特徴です。
ある一定の年齢で止まるということがありません。
治療しないかぎり止まらないんですね。また急激に脱毛が進むと、それは悪性脱毛という別の病気になります。
薄毛の原因は遺伝の要素ももちろんありますが、家族が誰も薄毛じゃないのに、本人だけがなるというパターンもあり得ます。
逆もまたしかりです。
男性型脱毛の場合、後頭部は影響を受けにくい。生え際や頭頂部が薄毛になる
Q.食事で気をつけたほうが良いことはありますか?
普段の食事の要素は大きく関係があります。
ビタミンBや、ビタミンEが不足すると薄毛になりやすいです。
ビタミンEは血流を良くし男性ホルモンを成長させない効果があります。
女性よりも男性のほうが欠乏しやすいので、アーモンドなどのナッツ類や、アボカドを食べるといいですよ。
そして、油の摂り過ぎは絶対にダメ!
揚げ物やお肉の摂り過ぎると、毛穴づまりを起こして頭皮に悪影響です。
コンビニや外食などで使用されている油は酸化が進んでいるので特に気をつけてください。
ちなみに、昆布やワカメといった海藻を食べると良いという都市伝説がありますが、これも医学的には髪が生えてくるとは言えません。
メラニンが豊富に含まれているので、黒くツヤは良くなりますが、髪が生えるというデータはないんです。
今泉スキンクリニック
院長 今泉明子先生
医学博士・皮膚科専門医。シワの治療で人気のボトックスの認定指導医を務めるなど、肌のスペシャリストとして活躍、患者の40%が男性という美肌男子の駆け込みドクター。https://imaizumisc.or.jp
