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フレグランス選びのために知っておくべき「香りの分類とテイスト」(2019.11.11)

天然香料の方が、香り立ちは濃厚なのか?

フレグランスに使われるのは、大きく分けると天然香料と合成香料だ。

天然香料のほとんどは植物性で、ムスクやアンバーなどの動物性香料は、動物保護の観点から合成香料へと移行している。

だから、今では天然香料だけでできている香りはかなり高価。ほとんどの場合、ラストノートとして香りを持続ために使用されている。

また、香りにセクシーなニュアンスを添えるために、合成のムスクなどが使われている。

自然の中から生まれた天然香料

【植物性香料】
花、葉、果実、種子、果皮や樹脂、木、苔などの香りを抽出。天然香料のほとんどが植物性で占められている。手間と時間がかかるので、天然香料だけで創られた香りはとても高価。

【動物性香料】
マッコウクジラ、ジャコウ猫など動物の生殖腺分泌液から得られる香り。なかでもジャコウ鹿から得られるムスクは高価。オリエンタル系の香料が多い。動物保護の問題から貴重な原料に。

香りに深みや奥行きを出す合成香料

【合成香料】
天然香料の成分を分析し、同じ化学式を持って創られた香料。スズランやカーネーションなど、天然原料からの抽出が難しい場合に用いられる。天然香料に劣ることなく、香りに奥行きが出る。

【単調香料】
100%合成ということではなく、ハッカからメントールを創るように、植物天然香料から、ある成分を分離させて創る香料。アクセントを効かせたい時や、個性的に仕上げたい時に用いる。

一方で、天然香料の採取法も進化している。花のまわりの空気から香気成分を採取し、再現するヘッドスペース法が多く使われるようになった。

この方法で得られる香りは、我々が嗅ぐ花の香りに近く、透明感があるのが特徴。

このように、新しい香料の研究や採取法の進化により、天然香料であっても、今の時代に合った、軽やかで透明感の高いフレグランスを創り出すころができるのだ。

 

香調フローラル天然香料合成香料

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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