年末の宴席で役に立つ!知っておきたい刺身盛りのスマートな食べ方(2019.11.28)
【大人マナー】知っておきたい刺身盛りのスマートな食べ方
グローバルな時代に、洋食のマナーを身につけておくことも大切ですが、やはり日本人として和食はスマートに食べたいもの。
今回は居酒屋から料亭まで、あらゆる和食のシーンで登場する「お刺身」の食べ方について学びましょう。
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◆刺身盛りは左手前から食べる
お刺身は斜めに立てかけられ、淡白な味から濃い味へと移り変わるよう盛り付けられています。
一般的には淡白な味は左手前にあり、そこから反時計周りに食べ進めましょう。
◆スマートな刺身盛りの食べ方
次に、食べ方です。
ここは大人としては、スマートにいきたいところ。
まず、わさびを醤油皿に置いて溶かすのはNG。
その理由は、魚の種類によって美味しく食べられるわさびの量が違うから。
適量をお刺身に直接乗せて二つ折りにし、わさびを包んで醤油を少量つけて食べます。
本来のお刺身の味をそこねてしまいますので、醤油はつけ過ぎないようにしましょう。
また、醤油のしずくが落ちないよう醤油皿を手に持って食べると、粗相なくスマートに食べられます(和食では、手のひらサイズの皿は持っても良いとされています)。
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◆「ツマ」と「ケン」の違い、「花」は食べていいの?
お刺身盛りに添えられている大根や人参。
健康のために、そして調理をした方のために食べた方が良いのか、それとも飾りだから食べてはいけないのか…。
よく分からないから、そのまま残しているという男性も多いのではないでしょうか。
結論を言うと、基本は食べてOKで「敷きヅマ」は残しましょう。
まず「ツマ」は刺身の添え物の総称で、「ケン(剣)」は「ツマ」の一種で大根やきゅうり等を千切りにしたもののこと。
蓼(たで)や菊、シソの花も「ツマ」なのでもちろん食べてください。
菊の花びらやシソの花は、醤油皿に少し散らすと彩りが美しく香りも楽しめます。
菊はお箸でガクを抑えながら花びらをほぐし取り、シソの花は箸でシゴくと取れるので、是非それぞれの風味を味わいましょう。
一方、残すべき「敷きヅマ」は刺身の下に敷かれているもので、その目的は魚の血抜きのため。
大根などに見られる血が滲んだものは、決して食べないようにしてください。
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