小学生の「将来つきたい職業」、平成元年と令和元年でどう違う?(2019.12.01)

小学生将来つきたい職業平成元年令和元年

学研ホールディングスの学研教育総合研究所は、令和元年の今年、平成の小学生の日常生活や興味・関心を振り返ることを目的に、学習研究社(現・学研ホールディングス)が1989年(平成元年)に『1~6年の学習』の読者であった小学生(3,600人)を対象に行ったアンケート調査結果を公開した。

全体ランキング

小学生将来つきたい職業平成元年令和元年

1989年度(平成元年)の小学生の「将来つきたい職業」調査において、男女合計の全体ランキングでトップとなったのは、女子に圧倒的な人気の1位「保育士・幼稚園教諭」、2位は男子に人気の「プロ野球選手」、3位は男女共に人気の高い「小・中・高校の先生」、4位「一般サラリーマン」(※1)、5位「プロ野球選手以外のスポーツ選手」だった。(表1)

2018年度(平成30年)の調査結果(表2)と比較(※2)すると、1989年度(平成元年)調査の「プロ野球選手以外のスポーツ選手」と2018年度(平成30年)調査の「プロサッカー選手」を同義とすれば、その他4つの職業はお互いに重ならないことがわかる。

男女別ランキング

小学生将来つきたい職業平成元年令和元年

男女別に見ると、男子(表3)には「プロ野球選手」が人気であった。1989年はセ・リーグで読売ジャイアンツ、パ・リーグでは近鉄バッファローズが優勝し、新人選手選択会議(ドラフト会議)では野茂英雄選手が注目を浴びた年。そんな野球選手達の姿に憧れていた少年達の姿が浮かぶ。

また、1989年は「一般サラリーマン」が2位にランクインしている。この頃の日本経済は好調であり、12月の日経平均株価は市場最高値を更新した。

いわゆる“バブル経済”だった日本では、ビジネススーツに身を包んだサラリーマンの姿がトレンディドラマでも多く取り上げられ、小学生男子にとって“憧れ”の対象として映っていたのかもしれない。

女子(表4)の1~3位までは、いずれも他者の育成やサポートをするような職種が選ばれている。

1986年から男女雇用機会均等法が施行されたとはいえ、当時はまだまだ女性が男性と同じように働く姿はイメージしづらかったのだろう。女性が多く活躍しているこれらの職種に人気が集中していることが見て取れる。

調査概要
調査方法:はがき調査
調査時期:1989年
調査対象者:1989年調査時期に小学1~6年生であり、月刊『1~6年の学習』の読者。
有効回収数:各学年 男女300人ずつの各学年計600人 6学年総合計3,600人
(※1)1989年調査時の表現ママ
(※2)1989年度(平成元年)調査は、2019年度調査とは母数と母集団形成方法が異なるため、統計的に厳密な比較は難しい。

関連情報
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/201809/index.html

 

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