• TOP
  • ヘルスケア
  • 人気鍼灸師が教える「21世紀型猫背」を改善するセルフケア

人気鍼灸師が教える「21世紀型猫背」を改善するセルフケア(2019.12.21)

pokemon-pokemon-go-phone-game-159395

埼玉県のバランス整骨院の花谷博幸総院長は、職業柄、道を歩く人を見ると「あの人は骨格のアライメント(位置関係)がよい」「体の使い方のバランスがとれている」などと、意識しないでも姿勢に注目するという。

今の日本人は、悪い姿勢の人が圧倒的に多いそうで、特にねこ背が目立つという。ねこ背といっても、高齢者に典型的な背中や腰が折れているようなものでなく、「首が前に出て、肩が前に出て内側に巻き込まれている」もので、若い人にもよく見られる。

花谷総院長は、このタイプのねこ背を「21世紀型ねこ背」と呼ぶ。

この新型ねこ背が増えているのは、やはりと言うべきか、スマホに代表される電子機器の長時間使用だ。画面の小さな文字を読もうと、前かがみで首を前に突き出しているうちに習慣化し、肩も前に出て内側に巻いたような「巻き肩」になる。

やがて、背中が丸まり、骨盤が後傾するなど悪化。首痛、頭痛、顎関節症、めまいなど、さまざまな症状をもたらし、老け顔や抜け毛の原因にもなったりなど、いいことは1つもない。

しかし、この「21世紀型ねこ背」も、ちょっとしたセルフケアで治すことができるという。やり方は、2種類の基本メニュー(深呼吸と肩回し体操)に続いて、6つのエクササイズを行うというもの。詳細は、バランス整骨院代表で鍼灸師の花谷博幸氏の著書『肩を回せばねこ背は治る!』(マキノ出版)に記されている。

21世紀型ねこ背花谷博幸胸骨マッサージ大の字伸び体操

厄介な「21世紀型ねこ背」は、どんなセルフケアで改善に向かうのだろうか? 本書から2つのエクササイズを紹介しよう。

【胸骨マッサージ】
胸骨(胸の前の中央のライン)は、軟骨で肋骨とつながっているが、ねこ背だと肩が前に出ることで胸が閉まって狭くなり、この部分が固まっている。この連結部分をマッサージしてゆるめることで、肩が正しい位置に戻りやすくなる。やり方は以下のとおり。

1. 背すじをしっかり伸ばし、胸を少し前に出す意識で立つ。

2. 両手の人さし指から小指までの8本の指を胸骨に当て、こするように上下に10往復動かす(指に力を入れすぎない)。首や肩に違和感・こりがあれば胸骨の上半分を、背中に違和感・こりがあれば胸骨の下半分を中心にマッサージするのがポイント。

【大の字伸び体操】
動物はよく伸びをするが、これは、しばらく同じ姿勢していた状態から体を動かすための準備運動の意味がある。人間も同じで、目覚めてすぐ動こうとするのではなく、手足を大の字に伸ばして、寝ている間に固まった全身をほぐすことが重要。やり方は以下のとおり。

1. 枕をはずし、あおむけに寝て、手足を広げて大の字になる。このとき、つま先は上に向けておく(つま先を下に向けると足がつりやすい)。

2. 両手・両足が引っぱられていることをイメージしながら、5秒間、伸びをする。呼吸は止めず、自然にする。背中を反らすと筋肉が縮むので、背中全体は敷布団につけたまま行う。

花谷総院長によれば、ねこ背は原因別に3タイプに分かれるという。PC・スマホを1日2時間以上使用し、朝気持ちよく起きられず、日中も眠気に襲われる「昼型」。週2回・30分以上の運動習慣があり、低い枕を使い、朝から首・肩がこる「夜型」。

そして、昼型と夜型のいくつかが当てはまる「混合型」。昼型や夜型であれば、6つのエクササイズのうち3つが必須で、残りが任意で行う「追加メニュー」となっている。もし混合型であれば、6つのエクササイズ全部が必須となる。

実は、現代人のほとんどが混合型だそうで、大概の人は全エクササイズをする必要がある。しかし、どのエクササイズも容易で時間をとらないので、習慣化は難しくない。ただ、ねこ背は長年の悪習慣から生じたものなので、しっかり直すには「できれば毎日」行うことが励行される。

本書の巻末の体験談を読むと、ねこ背の改善に伴い「30年来の激しい頭痛がまったく出なくなり薬が不要になった」「肩と腰の痛みが消えて熟睡できるようになり、全身のラインが整って背が高くなった」など、驚きの声が寄せられている。シンプルなのに効果が期待できるので、自分のねこ背が気になっている方は、本書のエクササイズをやってみてはいかがだろう。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

 

その他の情報はこちら!

 

男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます