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「質的栄養失調」を解消することで不調は改善される(2020.01.15)

タンパク質やビタミンが不足する「質的栄養失調」を解消することで不調を改善

質的栄養失調プロテイン脂肪酸

バランスの良い食事で栄養失調になる!?

「バランスの良いヘルシーな食事」と聞いて、どんな献立を思い浮かべるだろうか?

きっと多くの方は、一汁三菜、つまり主食のご飯に、味噌汁、3種類の副食(肉・魚・野菜など)という和食の典型が頭に浮かぶはず。例えば、農林水産省のサイトには「20代男性の食事例」として、夕食はご飯大盛り、豚のしょうが焼き、野菜の煮しめ、リンゴ半分、そしてお茶が登場する。さらに、この世代に不足しがちな野菜を意識して摂るよう、アドバイスがなされている。

こうした食生活に「No」を突き付けるのは、ふじかわ心療内科クリニックの藤川徳美院長だ。藤川院長は、著書の『医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる』(方丈社)のなかで「今の常識に則ったバランスのよい食事をつづけていたら、みな栄養失調になってしまいます」と警鐘を鳴らす。

質的栄養失調プロテイン脂肪酸

「今の常識に則ったバランスのよい食事」とは、まさに和食(一汁三菜)に代表される、世間的にはヘルシーとされている食事を指す。ここで言う「栄養失調」とは、終戦直後にあったような絶対量の足りないタイプの栄養失調でなく、必要なものが欠けている「質的栄養失調」のこと。具体的には、「糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足」の状態であり、これがあらゆる病気の原因だという。

藤川院長のクリニックは、精神科を看板に掲げているので、受診に来る患者の主訴は、うつやパニック障害といった精神症状がもっぱらだが、質的栄養不足を改善することで快方に向かう人が多いという。著書やFacebookのグループなどで評判が評判を呼び、リウマチやアトピー性皮膚炎、がんなどの生活習慣病といった慢性疾患でも来院する人が増えたが、それらも栄養指導で改善しているという。

全国から初診予約が殺到したため、現在は地元・中国地方の患者のみ受け付けているが、質的栄養失調が関わっているとみられる不調なら、本書に記載の栄養メソッドで解決がはかられるとしている。

本書には、今のところ慢性疾患とは無縁でも、これからも健康でいたいと願うMen’s Beauty読者諸兄にも役立つ貴重な情報が詰まっている。以下、そのエッセンスの一端を紹介したい。

ソイプロテインでは栄養効果は低い

健康雑誌などで「体にやさしい」と推奨されている大豆タンパク由来のソイプロテインを、藤川院長はすすめていない。すすめているのは、二大プロテインのもう1つの方、つまりホエイプロテインだ。

当院の実際の臨床における印象でも、圧倒的にホエイプロテインの方に効果があります。そのように患者さんにお伝えしても、多くの方が「今のソイを飲み終えたらホエイに代えます」とおっしゃいます。しかし私は「ソイは今すぐ廃棄して今日からホエイに代えなさい」と指導しています。(本書45pより)

ホエイプロテインには、乳糖が含まれているWPCというタイプと、含まれていないWPIというタイプがある。もし乳糖不耐症であれば、WPIを選ぶ。ホエイプロテインであれば、メーカーは問わないとのこと。

分量としては、「1日20g×2回」という規定があるが、これは慢性疾患にかかっている人、あるいは玄米菜食など低タンパク食を続けていてタンパク質の消化能力が落ちている人向けのミニマムライン(20gとは純粋にタンパク質の量)。これでも「圧倒的な臨床効果」があるという。健常者であれば、食事で摂れるタンパク質も勘案しつつ、もっとたくさん摂ってよいそうだ。ちなみに、藤川院長は体重64kgで、朝30g、午前の間にさらに30g、昼に40g摂っているという(これは体重×1.5gに相当)。

こんなにあるプロテインの効用

藤川院長が患者にプロテインをすすめる際に、実際に服用した患者の声と治療結果をまとめた効用を説明している。それには、病気の症状改善に関連したもの以外でも、例えば次の効用がある。

・朝目覚めが良くなり、疲れにくくなる。
・爪、髪が強くなり、綺麗になる。
・ウエストが細くなる。
・免疫力が向上して、風邪を引きにくくなる。
・頭の回転が良くなり、集中力が向上する。
・寿命が延びる。
(本書61pより一部抜粋)

藤川院長のクリニックの薬局では、1か月に約300kgのプロテインが売れるが、こうしたメリットと納得感があるからだ。ちなみに「女性には、肌の調子が良くなることを伝えると、とても反応がよいですね」とあり、男性の美容にも役立ちそうだ。

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