陸上・航空自衛隊が毎朝実践する5分間で全身を鍛える「自衛隊体操」(2020.01.21)

自衛隊が生んだ超効率トレーニング法

最近は、タバタ式トレーニングなど、時短の鍛錬法が脚光を浴びている。

そうしたトレーニング法が流行するはるか前から、陸上・航空自衛隊が毎朝実践してきた「5分間でできる合理的な全身運動」というものがある。その名は「自衛隊体操」。

所要時間はほんの5分だが、21もの運動が組み込まれており、終わった後は爽快な汗が約束されている、割とハードなエクササイズだ。強度としては「ラジオ体操以上、筋トレ未満」という。

自衛隊体操の目的は、「身体の調和的発展と健康の維持・増進を図る」というもので、一般のわれわれがやっても全然問題なし、というか日々忙しいビジネスパーソンにはもってこいかもしれない。

初のDVD付きガイドブックが登場

そんな自衛隊体操だが、これまでその全貌は明らかにされてこなかった。それが、自衛隊体育学校の監修のもと、史上初のDVD付きガイドブック『自衛隊体操 公式ガイド』(講談社)が出ている。

自衛隊体操DVD付きガイドブック

https://www.youtube.com/watch?v=uh4bs_FZKEI

はたして、自衛隊体操とは、いかなるものなのか。今回は特別に最初の3つの運動を紹介しよう。

その1:「その場駆け足」

「用意」でつま先を閉じ、両手を腰に添える。「イチ」、「ニ」、「サン」、「シ」、「ゴ」、「ロク」と声のリズムに合わせて、左脚→右脚と交互に下脚を地面と平行になるまで上げる。添えた手は腰骨付近でひと拳程度の幅で自然に上下に動かす。「シチ」で腕と脚を脱力させながら、手を下げて、右脚を放り投げるイメージで前に出す。

最後の8カウント目で脚を揃え、腕を胸の前で交差させる。このとき、指先は軽く握り、握り拳の内側は下に向けておき、次の運動につなげる。

自衛隊体操DVD付きガイドブック

「その場駆け足」のやり方(本書022023pより)

その2:「脚前腕斜上振(あしまえうでしゃじょうしん)」

「イチ」で腕を下ろしてから、斜め横上に振り上げる。同時に左足裏を床に擦りながら前に出し、膝を曲げずに振り上げる。「ニ」でつま先から伸び上げた脚を下ろし、腕を再び胸の前で交差させる。「サン」「シ」で、反対側の脚(右脚)についても同様の動作を実施。

「シ」で右脚を下ろしたら、腕を胸の前で交差させ、かかとを上げ、次の運動につなげる。

自衛隊体操DVD付きガイドブック

「脚前腕斜上振」のやり方(本書024025pより)

その3:「腕回旋膝半屈(うでかいせんひざはんくつ)」

両の拳は軽く握り、両膝を90°まで曲げる。かかとは上げたまま。「イチ」で、腕を左右に大きく振り、頭上まで上げる(腕で鼻柱を擦るように)。腕を内側から旋回しながら振り下ろし、また上げて肩の横に来たところで「ニ」。同様に「サン」「シ」で同じ動作を繰り返す。

自衛隊体操DVD付きガイドブック

「腕回旋膝半屈」のやり方(本書026027pより)

全力で行い習慣化することで効果を発揮

細かい動作の変化やコツもあって、とっつきにくさを感じるかもしれないが、70分の懇切丁寧な解説が盛り込まれたDVDをしっかり視聴することで、無理なく正しくマスターできるようになる。

5分で、筋力アップ、柔軟性アップ、姿勢矯正が期待できるコスパ抜群な運動だが、十分な効果を得るには「正しい動きを覚えたうえで、全力で行う」ことと「継続する」ことが必要。運動時間をさらに縮めた「ショートバージョン」などもあるので、習慣化を容易にするため、それから手につけるのもよいだろう。それでは、読者諸兄の健闘を祈る。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

 

その他の情報はこちら!

 

男前度が上がったら記事をシェア!
Men’s BeautyのSNSはこちらからフォローできます