意外と知らない「化粧水」の種類(2020.02.08)
化粧水の種類と活用法を知って美肌をめざせ!【美容のギモン】
洗顔後にスキンケアのスタートとなる化粧水。
男性であれば、一般的な化粧水とシェービングローションぐらいは知っていると思いますが、実はこのほかにも用途に合わせた化粧水の種類が、数多くあります。
「収れん化粧水」、「ふきとり化粧水」「美白化粧水」、「ニキビ用化粧水」、「アルカリ性化粧水」、「植物性化粧水」、「プレ化粧水」などなど、その種類をざっと上げただけでも、こんなにも。
とはいっても「どうせ化粧水の7〜8割が水なんでしょ」なんて、侮ってはいけません。
さまざまな肌質やそれぞれの目的にあわせて成分を配合するなど、研究開発された製品が各メーカーから販売されています。
そんな数ある化粧水の種類について、男性にもぜひ使ってもらいたいものをピックアップして紹介します。
柔軟化粧水(一般化粧水)
「保湿化粧水」とも呼ばれ、よく目にする一般的な化粧水は、これに当てはまりますので、すでに使用したことがあるかと思います。
その名のとおり、保湿成分が角層に水分を与えると同時に皮膚を柔軟にし、肌をなめらかにしてうるおいを保ちます。
また、次に続く乳液や美容液などを浸透しやすくする役割もあります。
収れん化粧水
「引き締め化粧水」「アストリンゼン」「トーニングローション」などと呼ばれることも。
毛穴を引き締め(収れん作用)、過剰な皮脂分泌を抑制する働きがあります。
一般化粧水よりアルコールの配合量が多く、さっぱりとした使用感なので、特に毛穴の気になる方や脂性肌の男性にはおすすめです。
ふきとり化粧水
クレンジングなどでメイクを落とした後、肌に残った油分のふきとりや、軽いメイクを落とす場合にも使用。
そのため、女性向けだと思われがちですが、実は余分な角層も取り除くことができるため、男性にもおすすめ。
ただし、使用する際にはコットンを使わなければならず、肌に負担がかかることもあるので、やり方や頻度に注意が必要です。
美白化粧水
「美白」というと、何となく肌を白く(漂白)してくれるようなイメージですが、主には、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ作用をもたせたもの。
したがって、紫外線を浴びる機会の多い方やアウトドア派の男性にもおすすめ。
また、この美白化粧水には、医薬部外品にあたる製品が多いのも特徴。
「ホワイトニングローション」「ブライトニングローション」と呼ばれることもあります。
さて、いかがでしたか?
こんなにも種類があったら、どれを選べばいいか迷ってしまうかも知れませんが、基本的には柔軟化粧水(一般化粧水)を常備。
その上で、肌の状態や目的に合わせて補足的に使い分けるのが、美肌への近道です。
文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
「CanCam」「Oggi」「Domani」など女性誌ばかりの編集に携わって20数年。同時に、「女性自身」や「CanCam」のダイエットムック計7冊の制作、「エステティックTBC」の雑誌広告クリエイティブディレクター&コピーライターを約6年務めるなど美容・ダイエットにどっぷり。今後は、その経験を活かし男性に向けたボーダレスな美容法、化粧品情報を発信。
※記事内のデータ等については取材時のものです。
