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角質化のメカニズムとは?足の総合病院院長が足裏ケアを解説(2020.02.16)

かかとの角質皮脂腺菊池守

2017年にドクター・ショールが行なった足の悩みに関する調査によれば、回答者の26%が「かかとの角質」に悩んでいると回答。「かかとの角質」を気にする人が意外に多いことがわかった。

一般的に40代後半を超えると体重が増加し、足の皮膚の水分量が低下するためかかとの乾燥が深刻化。角質化しやすい状況に陥ってしまう。さらに、皮膚のターンオーバーが遅くなるため、角質が蓄積して厚くなり、かかとが固くなってしまうのだ。

そんな中、日本初の足の総合病院「下北沢病院」の院長である菊池守先生は、「かかとの角質が多くの方の悩みになっているのは、正しいケアの方法を知らない方が多いからかもしれません」と指摘。

正しいケアには、まず他の皮膚とは違う足裏のメカニズムを知ることが重要だと話す。

かかとの角質皮脂腺菊池守

「手の皮膚と足の皮膚は他の肌と異なり、毛穴がなく汗腺がたくさんあるのが特徴です。汗をかくと新陳代謝が良くなる一方で、冬場は大気の乾燥、夏場は冷房で冷えた床をはだしで歩くことなどによって乾燥しやすい箇所といえます。さらに歩行や立ちっぱなし等の足への衝撃や、圧力による靴との摩擦などの影響で角質化に繋がります」(菊池先生)

「さらに、もともと足の裏は皮脂の分泌量が少ないなか、かかとには皮脂腺自体が存在しません。しかも水分吸収力、
保持能力が体の他の部分と比べて低いため、乾燥しやすく角質化が進行しやすい箇所なのです」(菊池先生)

そんな角質化した足のケア方法として、まずは「肌の表面の古い角質を取り除き」「足裏を洗浄して清潔にし」「油分や水分を補う」ことが必要。厚い角質が残ったまま保湿をしても浸透しづらいため、ケアの順番も大切になる。

<角質除去方法>
足裏スクラブ石けんを使う場合、石けんをぬるま湯に濡らしてから、かかとや足裏の余分な角質が気になる部分に当てて優しく動かす。その際、肌に強く押し当てすぎないように気をつける。やすりや電動角質リムーバーを使う場合、足の甲と足裏の境目にやさしく当て、皮膚の薄い足の甲に当たらないよう、足裏の中心に向かってなでるように一定方向に動かす。ガシガシとこすってしまうと皮膚の表面に傷がついた状態になってしまうので、注意が必要だ。

かかとの角質皮脂腺菊池守

<洗浄方法>
足を洗う際は、しっかり泡立てた石鹸で優しく足全体を洗う。足指の間は足指同士が密着してじめじめしやすいうえ、汚れが溜まりやすいので間に指を入れて洗うのがおすすめ。足先まで手が届きにくい場合は、毛先の柔らかな歯ブラシや洗顔ブラシなどに石鹸を付けて洗ってもよい。

<保湿方法>
フットケアでも、顔のスキンケア同様に「洗う→潤す→保湿」が重要。お風呂上がりなどの清潔かつ少し肌がしっとりと潤った状態の足に、保湿剤をマッサージするように塗り込んでいく。血行が良くなることで、かかとやすねのケアと一緒に、足の疲れやむくみのケアをすることもできる。医療の現場では、軟膏などの外用剤を浸透させ効果を高めるために、保湿剤を塗布した上からラップで覆う密封療法も採用されている。

なお、皮膚が厚いかかとの保湿に関しては尿素配合のクリームがおすすめ。尿素は角質内のたんぱく質を柔らかく分解し、保湿してくれる効果があるからだ。

監修:下北沢病院 菊池守院長
出典:ドクター・ショール

 

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