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改めて眼科医に聞いた「目の花粉症対策」のポイント(2020.03.06)

目の花粉症対策参天製薬

眼科医が勧める「目の花粉症対策」のポイントは「できるだけ花粉に触れない」

参天製薬では、花粉症の20~40 代会社員500 名を対象とした、「花粉シーズンのストレス」に関する意識・実態調査を実施。その結果を元に眼科医による「目の花粉症対策」のポイントをまとめたリポートを発表した。

はじめに「花粉症の症状は、ストレスにつながりやすいと思いますか?」と聞いたところ、97%と大多数が「そう思う」と回答。また、花粉症の症状の中でも、かゆみ、ヒリヒリ感、チクチク感といった「目の症状」にストレスを感じたことがある人は93%に達している。

目の花粉症対策参天製薬

そして、こうした症状は、仕事にも影響をおよぼしているようで、「花粉シーズンの目の症状は、仕事の効率を下げる原因になると思いますか?」という質問では、実に98%が「そう思う」と回答。具体的に、「普段と比べてどれくらい効率が落ちるか」を聞くと、平均で「3割」減という結果となった。

目の花粉症対策参天製薬

このような結果をふまえ、眼科医の杉本由佳先生に「目の花粉症対策」について聞いた。

あらためておさらいしたい「目の花粉症」

目の花粉症とは、「アレルギー性結膜炎」の一種です。目の表面にアレルギー反応を引き起こす物質=花粉が付着することで、結膜に炎症が起きます。

花粉症と診断される基準は「かゆみやヒリヒリ感といったアレルギー性結膜炎の症状があること」、「染色やアレルウォッチなどで、実際に結膜でのアレルギー反応が証明されること」、「アレルギー反応の原因物質が花粉とみとめられること」の3点。ただし具体的な症状については、目のかゆみだけでなく、ヒリヒリ感、チクチク感、充血、目やに、涙目と人によってさまざまです。

花粉症の原因となる物質には、イネ・ブタクサなどさまざまな種類があり、日本には一年中何かしらの花粉が存在しています。中でも飛散量が多いのがスギ・ヒノキの花粉。通常、スギ花粉は2月頃、ヒノキ花粉は4月頃がピークと言われています。

ポイントは「できるだけ花粉に触れない工夫」と「目薬の活用」

目の花粉症対策においてまず重要なのは、「花粉にできるだけ触れないようにすること」です。外に出るときは、サングラスやメガネなどを着用することで、症状がだいぶ抑えられます。なるべくフレームが大きめで、しっかりと目の周りをカバーしてくれるデザインのものを選びましょう。

コンタクトユーザーの方は、できれば花粉シーズンはメガネに替えるか、1日使い捨てのタイプに替えて、次の日に花粉や汚れを持ちこさないようにすることをおすすめします。

また、「目薬を適切に活用すること」もポイントです。花粉シーズンに有効な目薬にはいくつかの種類があります。
まず代表的なのが「アレルギー用」の目薬。こちらは、花粉症の症状を実際に自覚しはじめてからではなく、花粉が飛散する2週間ほど前から使用することが重要です。

一方で、花粉シーズンが本格化してからは、目に入った花粉を洗い流すための「人工涙液」タイプの目薬を使用しましょう。こちらは自然の「涙」に近い成分になるように作られているので、実際の「涙」と同じように、付着した花粉を洗い流してくれます。

ただし、しっかり予防をしていてもアレルギー症状や異物感をおぼえたりすることはあるものです。こうしたときには、目の症状にあった成分が配合されている目薬を選ぶのがよいでしょう。まず、「目のかゆみ」が気になるときには、ヒスタミンの働きを抑え、目のかゆみを軽減する成分(抗ヒスタミン成分)が配合されている目薬で対処するのがおすすめです。

また、「目のヒリヒリ感、チクチク感」が気になるときには、目にとって異物である花粉が角膜などにおいてダメージを引き起こしている可能性があるため、角膜のダメージを修復・保護する成分のある目薬を使うとよいでしょう。

なお、花粉などの異物によって、角膜のダメージが進むと、ドライアイの進行・悪化の原因にもなってしまいます。花粉シーズンのことだけではなく、⾧期的な目の健康を考えて適切にケアをすることが重要です。

水道水やカップ型洗眼剤はNG!点眼回数を守ることも重要

逆にやってはいけないNG 行為は、水道水やカップ型洗眼剤で洗い流すこと。水道水には、目によくない成分も含まれているほか、カップ型洗眼剤は皮膚の汚れやメイクなどが目に入ってしまい、かえって不衛生になることがあります。

そして、目の状が気になるからといって、決められた用量以上に点眼するのもNGです。目薬のさしすぎは、かえって目の健康を損なう懸念があります。市販薬であれば、パッケージなどに記載された、点眼回数を守って使用してください。

さらに、点眼薬の共用使いは、家族でもしないように。眼病がうつる可能性があります。

また、市販の目薬を使用しても症状の改善がみられない場合には、早めに眼科を受診するようにしましょう。

杉本由佳(すぎもと・ゆか)先生
眼科医。中目黒眼科院⾧。1982 年埼玉医科大学卒。1982 年、埼玉医科大学付属病院眼科学教室にて研修医を経て1984 年より助手に。1993 年かわごえ眼科開業。1999 年医療法人社団映光会中目黒眼科を開業。現在は、医療法人社団映光会 理事⾧と中目黒眼科 院⾧を務める。

 

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