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〝甘いものはニキビを悪化させる〟というのは本当か?(2020.03.31)

ニキビ糖質ビタミンACE

チョコよりも、おせんべいの方がニキビを悪化させる!?

「チョコレートなどの甘いお菓子を食べると、ニキビが悪くなるよ」と、昔からよくいわれている。果たしてそれは本当なのか?

そこで、ご自身もニキビに悩んだ経験をお持ちの、ニキビ治療で評判の高い皮膚科医に教えてもらったことを公開していこう。

一般的に、チョコレートやケーキなど、甘いお菓子はニキビの大敵と考えられている。

糖質、つまり糖分や炭水化物を摂り過ぎると、すでにできたニキビを悪化させてしまう、ともいわれている。

体験的に、このようなことを実感している人は多いが、じつは医学的な因果関係は証明されていないのだ。

ただし、同じ糖質でも、おせんべいなどに使われているもち米の炭水化物のほうが、皮脂分泌を過剰にし、コメド(ニキビの初期段階である白ニキビや黒ニキビ)の原因になりやすいのはわかっている。

つまり、甘いからニキビに悪いのではなく、糖質の摂り過ぎがニキビを増やし、悪化させる原因になるわけ。

チョコレートであれ、おせんべいであれ、ニキビができやすい人は食べ過ぎないことが大切。

また、皮脂腺を刺激して、皮脂分泌を過剰にするといわれているアーモンドやクルミなどのナッツ類、カレーやエスニック料理に使われているスパイシーな香辛料、コーヒーなどの刺激物も、摂り過ぎはNG

これらを日常的に摂取していると、いくら治療や正しいスキンケアを続けていても、ニキビはなかなか治らないそうだ。

食に対する意識を変えない限り、悪化や再発を繰り返すことになるだろう。

ビタミンACE(エース)で皮脂の酸化を防ぐ

緑黄色野菜に含まれているベータカロテンは、体内でビタミンAに変わって、皮膚や粘膜の健康を保つ働きをする。

また、ビタミンAに変換しなかったベータカロテンは、活性酸素を消去し、遊離脂肪酸のひとつであるLDLコレステロールが酸化されて過酸化脂質になるのを防止。

血流をよくすることで知られるビタミンEにも、同様の酸化抑制作用があり、ベータカロテンと併せて摂取することで、相乗効果が高まるとされている。

さらに、ビタミンEの働きを高める作用のあるビタミンCも併せて摂れば、より効果はアップ!

ビタミンACEは、ニキビ誘因のひとつである遊離脂肪酸の酸化を、強力にブロックする役割を果たしてくれるから。

納豆と青魚でニキビができにくい肌質へ

体内に摂り込んだ脂質を、エネルギーとして利用されるように代謝し、なおかつ、体内での過酸化脂質の発生を防ぐのがビタミンB2の役割。

摂取したタンパク質を代謝して、体に必要な形のタンパク質に再合成し、脂質の代謝にも関わっているのがビタミンB6

また、ビタミンB6は免疫機能を正常に保ってアレルギーを防ぎ、刺激の抑制に働く神経伝達物質を合成することでも知られている。

これらビタミンB群の働きによって健康な皮膚がつくられ、トラブルなく保たれているのだ。

しかし、脂質やタンパク質の摂取が多い人、ストレスの多い人は、ビタミンB2B6が不足しやすい傾向にある。

B2不足でも、B6の働きが低下するため、両方を不足なく摂ることが大切。

肉中心の食生活や脂っこいものを好む人は、多めに摂取したほうがいいだろう。

【ビタミンB2を多く含む食材】

うなぎ、サバ、カレイ、サンマ、イワシ、わかさぎ、ブリ、サワラ、レバー、牛乳、納豆、牛ヒレ肉、鶏モモ肉、卵など

【ビタミンB6を多く含む食材】

マグロ、サンマ、鮭、サバ、イワシ、鯛、牛レバー、豚モモ肉、鶏レバー、バナナ、サツマイモなど

ニキビ糖質ビタミンACE

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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