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花粉症などアレルギー発症の起点は「肌」にもあった?!(2020.03.30)

アレルゲン経口経皮IgE抗体

花粉症の正式名称は「季節性アレルギー性鼻炎」

4月を前に花粉の飛散がさらに本格化。新型コロナウイルスの影響により、マスクが品薄状態になる中、対策に苦心される人も多いのでは。

一般的に花粉症と呼ばれる症状だが、正式な呼称は「季節性アレルギー性鼻炎」。花粉症の症状として、くしゃみが出たり、鼻づまりなどが生じるのは、花粉を排除しようと免疫機能が働いた際にアレルギー反応が引き起こされるからだ。

このアレルギーについては金属や薬剤、ハウスダストを起点とするものなど、様々なアレルギーが挙げらるが、近年の研究によると、各種アレルギーの中でも生活者に身近なものである花粉・食物アレルギーは、目や鼻や口からのアレルギー物質の摂取に加え、皮膚からの摂取でも症状が発症することが発表されている。

そんな関係性を踏まえながら、皮膚科学研究者が伝授するスキンケア製品選びにおける注意ポイント、おすすめのスキンケアアイテムを紹介していきたい。

アレルギーと肌の意外な関係

従来、アレルギーは口や目や鼻などの器官から「アレルゲン」を含む物質を摂取することによって発症すると考えられてきた。しかし近年、新たに「アレルゲン」に対する反応は、口からの侵入である「経口」ではなく、皮膚を侵入の入り口とする「経皮」によって起こると考えられるようになってきた。

アレルゲン経口経皮IgE抗体
アレルゲンは「経口」だけではなく、皮膚を入り口とする「経皮」からも発症

また、口より肌からの「アレルゲン」侵入の方が、アレルギー発症のリスクが高いという意見もある。ただ、すべてのアレルギーが肌を起点として発症するわけではなく、花粉・食物、ハウスダストなどにおいて、症例が報告されている。

健康な皮膚にアレルゲンが触れても問題はないが、特に気を付けなければならないのは、湿疹がみられたり、ドライスキンとなっている肌。そうした状態のところにアレルゲンが触れ続けると、数日間でアレルギー発症のきっかけとなるIgE抗体が生成されてしまうからだ。

スキンケアアイテム選びで気を付けるポイント

聖マリアンナ医科大学客員教授兼ナノエッグ代表山口葉子 氏

肌に近い成分でできたアイテムを選ぶ

正常な皮膚は、表面を構成する角質層に皮脂や細胞間資質が敷き詰められています。そのため、角質層より内側に異物が侵入してくることはほとんどありません。これを肌のバリア機能と言います。

また、皮膚は「最大面積の免疫を司る臓器」と言えますので、異物侵入に対し予想以上の反応体制に入ります。
乾燥や湿疹、すり傷、掻き傷などで角質層に欠損があると、そこから異物(ハウスダストや花粉、食物やペ金属イオンなど)が侵入し、それまでアレルギー反応を起こさなかった物にも反応する場合があります。

具体的な一例として、ピーナッツオイルを常用してピーナッツアレルギーになった方や、少し前に話題になりましたが、ごく微量の小麦タンパクの入った石鹸を使用して小麦アレルギーになってしまった患者さんがいらっしゃいました。このような方々は、今後小麦含有の食品や料理は食べれなくなってしまったわけです。

皮膚のバリア機能を軽く考えずに、スキンケアアイテムに含まれる成分によりアレルギーが引き起こされる例も見られますので、なるべく肌を構成する成分に近い成分の商品を選ぶべきだと考えています。

肌を守る機能が高いものを選ぶ

肌のバリア機能を果たす効果が強いものを選ぶのもポイントだと考えます。外部からの異物の侵入を防ぐことができれば、
皮膚を通じたアレルギー発症の可能性は低くなります。

肌のバリアの中心を担っている皮脂と細胞間脂質が豊富に含まれているものを選ぶのがベターだと考えています。

 

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