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皮膚科専門医が教える『マスク着用による肌トラブルの傾向と対策』(2020.04.18)

マスク着用肌トラブル

長時間・長期間のマスク着用で肌トラブルが急増中!

おそらく、ほとんどの人がこれほどの長時間&長期間、マスクを着用したことがないであろう。

冬に感染拡大した新型コロナウイルスは、季節が春になっても治まる気配はない。

すると、マスクが蒸れてニキビができたり、かぶれ等の肌トラブルを訴える人が急増中!

肌の調子はメンタルにも直結してくるので、これ以上のコロナ鬱は何としても回避したい。

そこで『ホームケア+サロンケア』を特徴する化粧品メーカーのシーボンが、女性専門皮膚科クリニック赤須医院 院長 赤須玲子先生に訊いた『マスク着用による肌トラブルの傾向と原因、その対処法』を公開しているので、情報を共有していこう。

女性専門のドクターだが、マスク着用によるニキビや肌荒れといった肌トラブルは男性にも十分起こることなので、ぜひ読んで参考にしていただきたい!

ニキビ

赤須先生「最近、花粉症や新型コロナウイルス感染予防で、マスクを着用する機会が増えたため、口からアゴにかけてニキビが悪化したという患者様を多く見受けます。

大人のニキビは摩擦によって生じやすいという特徴があり、摩擦を起さないよう刺激の少ない、肌当たりの柔らかいマスクを選びましょう。

とはいえ、マスク不足の今は選べない状態ですから、コットンを肌にのせてからマスク着用することをオススメします。

また、メイク下地に保湿効果が優れたクリームを使用していただくことで、皮膚を保護し、摩擦が軽減されます。

その他、マスクの中の蒸れた状態は、雑菌が繁殖しやすく、ニキビを悪化させる原因のひとつ。

通気性のいいマスク生地を選ぶことがベストですが、口周りに汗をかいたら、こまめにティッシュなどで吸い取るといいですね」

肌荒れ

赤須先生「マスクのかぶれ(接触性皮膚炎)で、口周りが赤くただれて粉をふくことがあります。軽度のかゆみがあるときに、熱めのお湯で洗顔すると、ヒリヒリと刺激が現れることも。

かぶれない素材のマスクを選ぶことが基本ですけれど、炎症を伴っている場合は、保冷剤などで冷やし、たっぷりの保湿剤を使用することをオススメします。

また、マスクに付着した汚れや花粉、ホコリが肌への刺激となり、かぶれが生じることも。まずは洗顔をしっかりして、肌を清潔に保つことが大切です」

乾燥

赤須先生「洗顔後に直にマスクを着用すると、一時的にうるおった感じになるので、保湿のスキンケアをおざなりにしがち。

さらに、マスクを外した直後は、肌表面の水分が蒸散するので、乾燥が進行してしまいます。肌が乾燥すると、表面のバリア機能が低下して、細菌やウイルスの侵入が容易に。

すると、口唇ヘルペスができやすくなったり、湿疹が起こりやすくなります。また、化粧のノリが悪くなり、肌触りもザラザラに。

肌の乾燥を防ぐためには、保湿ケアがとても大切。化粧水でたっぷり水分を補い、乳液やクリーム等で大事な水分を逃がさないようにしてください。

これからの季節は、紫外線が増えるため、毎日のスキンケアには紫外線ダメージを意識した保湿ケアを心がけましょう。

そして、マスクによる肌荒れが続くと、与えて守る保湿ケアに集中するあまり、クレンジングや洗顔の“落とすケア”を見落としがち。

毛穴に詰まった汚れが落とし切れていないと、そこから肌荒れを引き起こすことにもなり兼ねません。

帰宅してマスクを外したら、丁寧に落とすケアを行いましょう。その際、ゴシゴシと肌を擦るのはNG。

さらに、肌への負担が少ないクレンジング剤や洗顔料を選ぶようにしてください

女性専門皮膚科クリニック
赤須医院 院長 赤須玲子先生
医学博士。日本皮膚科学会専門医。美容皮膚科学会会員。アメリカ皮膚病理認定医。(株)シーボン顧問皮膚科医。山梨医科大学(現・山梨大学)皮膚科助手、カナダ・トロント大学病理リサーチフェローを経て、1998年に赤須医院を開設。

関連情報
https://www.cbon.co.jp/net/

 

取材・文/ウェルネス・ジャーナリスト 藤田麻弥

藤田麻弥 画像

雑誌やWebにて美容や健康に関する記事を執筆。美容&医療セミナーの企画・コーディネート、化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンス(科学的根拠)のある情報を伝えるべく、医学や美容の学会を頻繁に聴講。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研プラス)がある。

 

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