意外に知らない?!皮膚科の最新治療事情とは(2020.05.01)

レーザー治療光治療水光注射

最近、ほうれい線が目立ってきたような気がする。

昨年あたりにできた頬のシミが大きくなってきたような…。

カゼなら内科、腰痛など体の痛みであれが整形外科とすぐに思いつくが、こんな悩みを抱えた場合、どこに相談すれば、あるいはどのようなクリニックを訪ねればいいのか。

答えは皮膚科(※)。意外と思われる方も多いかもしれないが、そもそも前述の内科や外科と比較しても、皮膚科は受診の機会も少ない。おそらく多くの方がニキビや肌荒れ、植物によるかぶれなど、皮膚トラブルの〝駆け込み寺〟的なイメージをお持ちではないだろうか。
※すべての皮膚科で診療を行っているわけではありません。受診の際は必ず事前にご確認ください。

というわけで今回は、そんな〝秘密のベール〟に包まれた皮膚科の最新事情について、東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ院長で、皮膚科医の上島朋子(かみしまともこ) 先生に聞いてみた。


最新型のピコレーザーでシミと肌質を同時に改善

 私たちのクリニックの患者様の中では、シミ、シワ、たるみ、脱毛に対する関心が高いですね。

まずシミなど色素斑の治療ですが、レーザーなどの光を使用する方法と、つけぐすりでコツコツ薄くする方法があります。

レーザー治療は即効的な効果がありますが、2週間程度のダウンタイム(皮膚回復までの時間)が必要になります。

一方のつけぐすりは、ダウンタイムはありませんが、効果が出るまで半年から1年の時間がかかります。そこで、多くのシミをなるべく短期間で消したい場合は、レーザーで一つづつ治療していくのではなく、第3の方法を選択します。

第3の方法とは、光治療とピコレーザーです。

お顔全体にレーザーよりも柔らかい光を当てて、シミを徐々に薄くしていくのが光(IPL)治療です。光(IPL)治療は、1か月に1回、3〜6回程度繰り返す必要がありますが、テープ保護がいらないこと、つけぐすりより早く明らかな効果が得られることから、多くの患者様が選択されます。

より高い効果を求める方には、光(IPL)治療に加えて、ケミカルピーリングやイオン導入を併用することをお勧めしています。

ただし光治療では改善しないシミもあります。シミの種類や肌質によっては、最新型のレーザー(ピコレーザー)を選択したほうがよい場合もあります。

ピコレーザーは、他のレーザーと異なり保護テープが不要。ただし光(IPL)治療と同様に1回でシミは取れないので最低3、4回の治療が必要になります。シミが薄くなった後も、肌質維持や予防を目的として継続していく方もおられます。

さらにピコレーザーは、シミとともに肌質を改善し、キメの揃った元気な肌にしてくれることが大きな特徴です。

人間の自然治癒力を利用する水光注射

シワやたるみといったエイジングケアでは、最近は水光(すいこう)注射という治療がトレンドになっています。

これは、極細な針が7~9本ついた水光注射器というマシンを使い、皮膚の浅い部分に一定の深さで連続的に美肌成分を注射をしていくという治療です。注射というよりもかつてのBCGのような、ハンコを押していくイメージに近いですね。

注射によって、ビタミン剤、アミノ酸、柔らかいタイプのヒアルロン酸などを一定量づつ注入。これが皮膚の再生能を高めて若々しい肌を作るのです。

カラダは傷ができると、細胞どうしが連絡しあって、ミクロの世界で傷を治そうとします。つまり、ごくごく小さな傷の周りで、小範囲の皮膚再生が起こるのです。小さな再生部分がお肌全体に等間隔にできるわけですから、傷は微小でも効果は絶大です。

実際、水光注射後には、皮膚の奥のコラーゲンやエラスチンという線維が再生して、潤いのある健やかな皮膚が再生します。多くの患者様の実感として、「みずみずしく、輝くような」お肌になったという声をお聞きします。

このように現代の皮膚科では、様々な治療法が開発、そして導入されています。何か肌の問題でお悩みであれば、ご一緒に解決法を探っていきましょう。

 

東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ
院長 医学博士 上島朋子(かみしまともこ) 先生

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病理学の研究を経て皮膚科医に。「肌の健やかな美しさ」にこだわり、疾患の治療から先端美容医療、そして再生医療の研究まで手がける。

https://www.noage-amc.com

 

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